放送中の冬ドラマは、「ヘンな人」たちが「ヘンなこと」をしているものがおもしろい…そんなオススメドラマ3選

「ヘンな人」たちがが、生き生きと「ヘンなこと」をしているものにおもしろい冬ドラマ3選/イラスト=渡辺裕子

放送中の冬ドラマは、「ヘンな人」たちが「ヘンなこと」をしているものがおもしろい…そんなオススメドラマ3選

2月6日(木) 9:40

「ヘンな人」たちがが、生き生きと「ヘンなこと」をしているものにおもしろい冬ドラマ3選
【写真】父・春生(リリー・フランキー)とラーメンを食べる心麦(広瀬すず)<クジャクのダンス、誰が見た?>

今年の冬ドラマ、「ヘンな人」たちがが生き生きと「ヘンなこと」をしているものにおもしろいものが多い気がしています。

■『クジャクのダンス、誰が見た?』(TBS)
父が殺された、かわいそうな女の子……かと思ったら、目の前の真実をすべてうけとめる覚悟を持っている心麦。彼女には、コーヒーをたぷたぷに注がれたプリンを食べ切るような、苦みから逃げない強さがある。そんな彼女に巻き込まれたようにみえて、自分から飛び込んでいくヘンで癖が強い松風弁護士もいい。容疑者の友哉は冤罪なのか、だとしたら殺人犯はいったい誰なのか。心麦に近づいてくる記者の神井もあやしい。というか、出てくる人全員あやしい。でも万が一松風さんが犯人だったら泣いちゃいそう。そのくらい、すでに、ヘンな彼のことが大好きです。

■『プライベートバンカー』(テレビ朝日)
どんな天気の日も傘をつねに持ち、コツコツとステッキのように音を立てて歩くプライベートバンカーの庵野。いったい傘を何本持っているんでしょう。あんな使い方をしたらすぐ傷んじゃうと、ハラハラします……彼の顧客と違って貧乏性なもので。悪いことを企む相手を笑顔で持ち上げていい気分にさせて、味方と思わせながら最後にどーんと突き落とす。けれどちゃんと逃げ場を残し、全員がいいところに収まるようにしているんですよね。今のところ、小悪党というか、ちょっと欲を出しちゃった愚かな人が彼にこらしめられてるという感じですが、頭が良くて大金を動かし慣れている巨悪との対決になったら、彼はどうなるんだろう。それでもいつも通り涼しい顔で、巨大テロップと共に、テレビのこちらに向かって語りかけてくるヘンな人のままでいられるんでしょうか。

■『ホットスポット』(日本テレビ系)
ホテルのフロントで働く高橋さんが宇宙人だと知っているのは、同僚の清美=きーちゃんだけ……だったはずが、彼女の幼馴染のはっちとみなぷーに話は共有され、彼の特殊能力は「体育館の天井にひっかかったボールを取る」「スマホにフィルムを貼る」という、彼女たちが面倒に思ってる小さな物事を解消するために(時々はもう少し大きめの人助けに)使われていく。日曜夜の憂鬱が「高橋さんがんばってー」と笑っているうちに溶けて流れて、なんだか、見る温泉のようなドラマ。それにしてもバカリズムさんって、どうして女の人たちの会話をこんなに「わかる」んでしょうか。この前しゃべっていたのをどこかで聞いてたんじゃないの、と思うくらいのいつもの会話が聞こえてくる、これも心地よさの一因かも。普段っぽさのありがたさ……でもそこにいるのは、宇宙人。ヘンだけど普通なドラマの中の人たち、それはまさに見ている私たちそのものなのかもしれないですね。

■文・イラスト/渡辺裕子


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