ネイルが趣味の会社員、異世界に迷い込む爪で魔法を操る世界観に「生活感のあるファンタジー最高」「この素材でネイルできたらなあ」の声【作者インタビュー】

『異郷の爪塗り見習い』より/(C)まるかわ/主婦と生活社刊

ネイルが趣味の会社員、異世界に迷い込む爪で魔法を操る世界観に「生活感のあるファンタジー最高」「この素材でネイルできたらなあ」の声【作者インタビュー】

2月5日(水) 0:00

『異郷の爪塗り見習い』より
【漫画】魔法使いのネイルをデザインする会社員の物語が「魔法のネイルってセンスが良い」と話題に

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、ウェブコミックマガジン『コミックPASH! neo』で連載中の『異郷の爪塗り見習い』(主婦と生活社刊)の1エピソードを『異世界でネイリストになる話』として紹介する。作者のまるかわさんが、12月18日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、3000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、まるかわさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

■気づけばそこは爪で魔法を使う異世界
『異郷の爪塗り見習い』より


温かくて心地良い感覚に包まれ、「これは夢?」と考えていると気づけば異世界へとやってきていた女性、佐原啓子。異世界でサーラと呼ばれるようになった彼女は、ネイルを趣味としている普通の会社員だった。やってきたのはいつも満月であり、爪で魔法を使うのが常識の世界。サーラ自身も目が虹色になるなど、さまざまな変化が起きていた。

縁あって魔法の爪を塗る仕事に就いたサーラがその日接客していたのは、稀代の魔法使い・ロッコ。開店前にもかかわらず師匠・リドが昨日塗った爪の色合いが趣味ではないと言って、「これ取ってもっと可愛くしてくれる?趣味に合えばなんでもいいよ」とサーラに依頼してきたのだ。

異世界の材料をふんだんに使って、華やかなデザインでネイルを仕上げたサーラ。「最高だね」と言ったロッコが満足げにしつつ弟子に連行されていったあと、そこに師匠であるリドが現れる。ひと通り思い出話をしたところで、なにやらサーラのことを「いい弟子」と褒めちぎるリド。どうやらそこにはある思惑があるようで…。

異世界で働くネイル職人の漫画を読んだ人たちからは、「シンプルにネイルのセンスが良い」「この素材でネイルできたらなあ」「生活感のあるファンタジー最高」「サーラがすこし不憫でかわいい」など、多くのコメントが寄せられている。

■美しい表情とネイルのデザインで魅せる異世界ファンタジー
『異郷の爪塗り見習い』より


――本作は、異世界で使われている魔法とネイルを組み合わせる斬新なストーリーでした。発想の源になったできごとなどがあるのでしょうか?

異世界漫画が流行っていた時期に流行に乗りたいと思い短編で描くことを思い立ったのですが、好きなものを組み合わせたらより楽しいと思い、趣味のネイルを混ぜようと考えました。

――本作では、魔法使い・ロッコがネイルしてもらった際のキラキラとした表情が非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

表情は自分なりに気を付けて描いていたのでそう言っていただけると嬉しいです!こだわった点ですが、子どもの描写には自信があります。老若男女満遍なく上手に描けるようになりたいです。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

ドラゴン討伐後にロッコが笑いながら空中落下し弟子がお姫様抱っこする流れと、ロッコがサーラの半生を垣間見る流れはどちらも絶対に描くぞと心に決めていた部分です。

――本作に出てくるおしゃれでかわいいネイルのデザインに惹かれました。本作の主人公のように、まるかわさんも普段ネイルをされているのでしょうか?

セルフネイルを楽しんでいます。技術を身に付けたくて色々勉強中です…

――多種多様なデザインがあるネイルですが、本作でネイルのデザインを考える際に意識していることなどがあればお教えください。

物語序盤では主人公はもともとセルフネイラーで、本職ではなかったという点、ネイルの魔法にはいくつか条件がある点、異世界の顔料ははたして高発色なのか?などを踏まえてデザインをしていました。

中盤以降、現実のネイリストの皆様とコラボさせていただきとても素敵なネイルデザインを考えていただけたので、サーラが異世界の荒波にもまれて技術が向上していることがネイルからも読み取れるようになったんじゃないかと思っています。

また、ネイルブックさんが開催してくださったネイルコンテストはとてもいい勉強になりました!私1人では思いつかないデザインを見て学べて本当に素晴らしいコンテストでした。コンテストを開催くださったネイルブックさん、そしてご参加くださった皆様、この場を借りて感謝申し上げます。

――今後の展望や目標をお教えください。

異世界ものらしく異文化交流や、主人公や周りの人々の人生の悲喜交々をたくさんかけたらいいなと思っています。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

いつも応援くださりありがとうございます!今後も熱い気持ちで切磋琢磨してまいりますのでぜひよろしくお願いいたします!



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