【写真】パンを目の前にしながら考える「リアル・ペイン〜心の旅〜」メイキングショット

第40回サンダンス映画祭でウォルド・ソルト脚本賞を受賞した映画「リアル・ペイン〜心の旅〜」が1月31日(金)に公開される。このたび、ジェシー・アイゼンバーグが製作秘話を明かす特別映像が公開された。

■ポーランドを旅する姿を描いたロードムービー「リアル・ペイン〜心の旅〜」

本作は、かつて兄弟同然に育ち、近年は疎遠になってしまった従兄弟のデヴィッドとベンジーが数年ぶりに再会、亡くなった最愛の祖母を偲(しの)ぶため、彼女の故郷ポーランドを旅する姿を描いたロードムービー。

監督、脚本、製作、さらに主人公デヴィッドを務めたのは、「ソーシャル・ネットワーク」に出演し、「僕らの世界が交わるまで」で監督デビューを果たしたアイゼンバーグ。W主演として、デヴィッドの従兄弟であるベンジー役を「メディア王〜華麗なる一族〜」で2024年のゴールデングローブ賞とエミー賞をW受賞したキーラン・カルキンが演じる。

その他、Netflixドラマ「Giri/Haji」で英国アカデミー賞テレビ部門助演男優賞を受賞したウィル・シャープ、「ダーティ・ダンシング」「フェリスはある朝突然に」で知られ、ゴールデングローブ賞(R)にもノミネートされた過去を持つジェニファー・グレイらが脇を固める。

本作は、第82回ゴールデングローブ賞(R)で作品賞(ミュージカル／コメディ部門)、脚本賞(アイゼンバーグ)、主演男優賞(ミュージカル／コメディ部門：アイゼンバーグ)、助演男優賞(カルキン)の合計4部門にノミネートされ、カルキンが助演男優賞の受賞を果たした。さらに、第97回アカデミー賞(R)では、助演男優賞(カルキン)、脚本賞(アイゼンバーグ)の計2部門でノミネートされている。

■キーラン・カルキン「脚本が完璧で即決した。“この役なら分かるし、なりきれる”」

公開されたのは、アイゼンバーグが「何カ月もPCに向かい、疎遠になったいとこの物語を練ってたけど行き詰まってた。そんな時に偶然オンライン広告を見たんだ。昼食付きの“ホロコーストツアー”さ」と、物語の着想を得たのがWEB広告であることを告白する特別映像。

アイゼンバーグは劇中でニューヨークでデジタル広告の仕事に就くデヴィッド役を演じており、随所にユーモアを散りばめている。カルキンは、「脚本が完璧で即決した。“この役なら分かるし、なりきれる”とね」と、本作出演に強い意気込みを持って臨んだことをコメントした。

本作のプロデューサーを務めるエマ・ストーンは、「ジェシーはとても率直で明快で頭の回転が早い。彼の脚本は雄弁で情景が浮かぶ」とアイゼンバーグの才能を称賛。さらにカルキンも本作の撮影現場について「皆で作る姿勢がいい。製作者に意見を求め、撮影技師にショットの相談をし、俳優の考えも聞く」と振り返った。

アイゼンバーグは本作の製作を経て、「本作では珍しく全部を脚本どおり実現できた。まるでこの映画を作るのが運命だったかのようだ」と明かした。






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