1月27日(月) 16:50
バンダイスピリッツは、人気アニメ「機動戦士ガンダム」シリーズを含むプラモデル71商品について、2025年4月1日以降から順次値上げを行うことを発表しました。平均的な値上げ率は15.3%とされていますが、商品によってその幅は異なるようです。
例えば、「HGUC 1/144 RX-78-2 ガンダム」の希望小売価格は、これまでの1100円から1320円へと20%の値上げが予定されています。一方で、「HGUC 1/144 ズゴック」や「同ズゴック(シャア専用)」は、770円から42.9%増の1100円と、大幅な価格改定が行われる予定です。
今回の値上げは、1969年にプラモデル製造を開始して以来、初めてのことだとされています。今後、今回の対象外の商品についても、さらなる値上げが検討される可能性があります。
プラモデル愛好家にとっては厳しいニュースですが、背景には業界全体でのコスト増があることを理解する必要がありそうです。
ここでは、ランダムに選択した5製品を値上げ前に購入する場合と、値上げ後に購入する場合で、どれくらいの価格差が発生するのか見ていきましょう。以下の表1にまとめました。
表1
値上げ前 | 値上げ後 | 価格差 | |
---|---|---|---|
HG 1/144 ガンダムヴィダール | 1320円 | 1540円 | 220円 |
HG 1/144 ガンダムバルバトスルプス | 1100円 | 1430円 | 330円 |
HGCE 1/144 フリーダムガンダム | 1980円 | 2200円 | 220円 |
MG 1/100 ジム(陸戦型) | 3300円 | 3740円 | 440円 |
MGEX 1/100 ストライクフリーダムガンダム | 1万5400円 | 1万7050円 | 1650円 |
総額 | 2万3100円 | 2万5960円 | 2860円 |
※株式会社BANDAI SPIRITS「再販商品の価格改定のお知らせ」より筆者作成
購入する商品によっても異なりますが、値上げ後にすべての商品を購入すると、5つの製品で合計2860円の差が発生します。
プラモデルが趣味の方にとって、この追加コストがどれだけ負担になるかは収入や予算次第ですが、「お小遣い制」の場合は明らかな負担増といえます。高価格帯の商品を中心に購入する人は、予算の見直しが必要になる可能性があります。
バンダイのプラモデルが値上げされる中で、少しでもコストを抑えるためには購入のタイミングと方法を工夫する必要があります。
おもちゃ店や家電量販店、ネット通販サイトでは、年間を通じてさまざまなセールが行われます。年末やクリスマスなどのプレゼント需要が高まる時期をはじめ、夏休みやゴールデンウィーク、シルバーウィークなどの長期連休中には大規模なセールが開催されることもあるようです。タイミングを逃さずチェックしましょう。
なお、Amazonでは常時割引価格で販売されているプラモデルもあり、定期的にクリアランスセールや在庫処分セールが行われているようです。また、楽天市場の「楽天スーパーセール」や「お買い物マラソン」期間中に購入すると、楽天ポイントが通常より多く還元されるため、実質的なコストを抑えられる可能性があります。
一方、Yahoo!ショッピングを利用する場合は、PayPayポイントが高還元されるキャンペーンなどを意識するのもよいでしょう。ポイント還元率を意識することで、購入時の金額以上の価値を得られる場合があります。
バンダイのプラモデル値上げにより、複数の商品をまとめ買いする場合、値上げ前に比べて数千円規模の負担が生じる可能性があります。一方で、セール時期を狙ったりネット通販の特典を活用したりすれば、支出を抑えられる可能性もあります。趣味を長く楽しむためには、賢い購入方法を取り入れながら、予算を見直すことが大切です。
株式会社BANDAI SPIRITS再販商品の価格改定のお知らせ
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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