1月27日(月) 18:50
株式会社小学館が運営している「kufura」が20~50代女性を対象に行った「パジャマの洗濯頻度」に関するアンケート調査によると、夏場と冬場の洗濯頻度は表1の通りでした。
表1
頻度 | 夏場 | 冬場 |
---|---|---|
毎日 | 41.8% | 16.8% |
2~3日に1回 | 35.1% | 34.7% |
4~5日に1回 | 10.7% | 22.0% |
2週間に1回 | 1.3% | 5.2% |
3週間に1回 | 1.3% | 1.2% |
1ヶ月に1回 | 0% | 4.0% |
1ヶ月に1回未満 | 0% | 2.3% |
出典:株式会社小学館 kufura「夏場のパジャマの洗濯頻度についてのアンケート調査」、「“冬場のパジャマの洗濯頻度”に関するアンケート調査」を基に筆者作成
夏場は汗をかくからという理由で毎日洗濯している方が多いようです。冬場は夏ほど汗をかいていることを実感しませんが、汚れやにおいが気になるという理由で2~3日に1回は洗濯している方が多くいます。
季節によってパジャマの洗濯頻度は変わってきますが、どの季節でも2~3日に1回は洗濯するのをおすすめします。
「冬は汗をかかないから」「忙しいから」といった理由で、パジャマの洗濯を後回しにしてしまう人もいるかもしれません。パジャマを適切に洗わなかった場合に起こりうる2つの問題を解説します。
パジャマを洗わないと、においやシミがつきやすくなります。寝ている間も、私たちは汗をかいたり、皮脂を分泌したりしています。また、汗や皮脂だけでなく、化粧品や食べ物などをパジャマに付着したまま放置すると黄ばみやシミが発生しかねません。
シミがついてしまうと家で落とすのは難しく、クリーニングが必要になるかもしれません。あるクリーニング店では、シミ抜きを依頼すると部分シミで550円以上、全体のシミ抜きで1650円以上かかります。
また、汚れやシミが原因でパジャマを買い替える頻度が多くなると、その分コストもかかります。クリーニング代やパジャマ代をかけたくない方は、定期的に洗濯するようにしましょう。
パジャマを洗わないと、雑菌により皮膚トラブルの原因になる可能性があります。雑菌が繁殖したパジャマが肌に直接触れることで、かゆみやかぶれ、ニキビなどを引き起こすかもしれません。特に、アトピー性皮膚炎や敏感肌の人は、症状が悪化するおそれがあります。
例えばアトピー性皮膚炎の治療をする場合、大人は初診で4000円以上かかるケースがあります。かかる費用は診断内容や処方される薬にもよりますが、費用をかけたくない方はパジャマを適切に洗って清潔を保ちましょう。
パジャマの洗濯頻度を上げられないときの対策を3つご紹介します。
1つ目は、インナーの活用です。インナーを着用することで、寝汗や皮脂が直接パジャマに付着するのを防ぎ、パジャマが汚れにくくなります。パジャマが汚れにくくなれば洗濯頻度を減らせて、負担が軽減されるでしょう。ただし、肌に直接触れるインナーは頻繁に洗濯するようにしましょう。
2つ目は、パジャマをハンガーにかけて干すことです。パジャマをハンガーにかけて干すと、湿気を飛ばせます。湿気はカビやダニなどの増殖、においの原因となります。ベッドの上に放置せず、風通しのよい場所に干すようにしましょう。
3つ目は、防臭・抗菌効果のあるスプレーの活用です。防臭・抗菌効果のあるスプレーをかけることで、においや雑菌の増殖をおさえられる可能性があり、洗濯を頻繁にできなくてもある程度清潔を保てるでしょう。
これらの対策を実施したからといって洗濯をしなくてもよいということではありません。ずっと洗わない状況にならないように、定期的に洗濯しましょう。
パジャマの洗濯頻度は、季節や生活スタイルによって異なりますが、清潔を保つためには2~3日に1回の洗濯が理想的です。忙しいときや洗濯が難しい状況でも、インナーの活用や干す習慣、防臭・抗菌効果のあるスプレーなどの対策である程度清潔さを維持できるでしょう。
パジャマは快適な睡眠と健康を支える大切なアイテムです。定期的な洗濯を心がけつつ、適切なケアで日々の生活をより心地よいものにしていきましょう。
株式会社小学館 kufura 「夏場のパジャマ」何日ごとに洗ってる?洗濯頻度を女性225人に聞きました
株式会社小学館 kufura 「冬場のパジャマ」洗濯頻度はどれくらい?夏は毎日洗う派が最多…に対して、冬は若干異なる結果に
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
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