【写真】眼光鋭い…!スターリング・K・ブラウンらの場面カットが解禁に
スターリング・K・ブラウン主演ドラマ「パラダイス」の第1話~3話が1月28日までに配信された。同作は、世界トップの著名人や有名人らが暮らす上流階級の穏やかな住宅街が、衝撃的な殺人事件によって崩壊するクライムサスペンス。国家最高機密情報担当の捜査官・ザビエルは、大統領の凄惨な殺害現場の第一発見者となり、容疑者として追及されることに。疑いをかけられた彼は、次第に不穏な捜査に巻き込まれていく――。今回は、主人公・サビエルを演じるブラウンについて紹介する。
■名優・ブラウンのキャリアとは
抜群の存在感、鍛え抜かれた身なり、深みのある声、主役としてもバイプレーヤーとしても「彼が出てくれてよかった」と思わせてくれるありがたみ。こうした魅力を兼ね備えた役者を「名優」という。
「アメリカン・クライム・ストーリー/O・J・シンプソン事件」でエミー賞助演男優賞(リミテッドシリーズ・テレビ映画部門)を獲得。そしてドラマ「THIS IS US/ディス・イズ・アス」でエミー賞主演男優賞(ドラマシリーズ部門)、ゴールデングローブ賞男優賞(ドラマシリーズ部門)ほかを受賞。エミー賞は2016年、2017年の2年連続での受賞となったブラウンもまた、名優と呼ぶにふさわしい役者であることは間違いない。
コード・ジェファーソン監督による映画「アメリカン・フィクション」(2023年)で、アカデミー賞の助演男優賞にノミネートされたのも記憶に新しいところだが、このたび彼が主演する最新作「パラダイス」がディズニープラスで配信された。劇中での彼は次々と“トラブルに襲われる”キャラクターなのだが、そこをどう打開し、克服して、捜査を完遂させるかも見どころとなりそうだ。
役者の中には「子どもの頃からとにかく演じることが好きで、その延長線上として今の職業になってしまった」というタイプも多いように感じられるが、ブラウンは名門スタンフォード大学在学中に演技の面白さに気付き、ニューヨーク大学演劇学部大学院に進学したという。
■「ブラックパンサー」「アメリカン・フィクション」などで活躍
2002年に映画「ブラウン・シュガー」で俳優デビューを果たしたブラウンは、同年「サード・ウォッチ」にも数回にわたり出演。2007年に始まった「アーミー・ワイフ」でレギュラー出演したほか、ユアン・マクレガー、ナオミ・ワッツ、ライアン・ゴズリングらが出演した「ステイ」(2005年※日本では2006年公開)にも登場した。
2008年にはロバート・デ・ニーロやアル・パチーノらベテラン俳優とヒップホップ界のスターであるカーティス・“50セント”・ジャクソンの共演でも話題となった「ボーダー」(日本では2010年公開)に参加。快進撃は「ブラックパンサー」「ザ・プレデター」「アナと雪の女王2」「アメリカン・フィクション」などへと続く。
個人的にお勧めしたいのは、若くして亡くなったチャドウィック・ボーズマンが主演した「マーシャル 法廷を変えた男」も見応えあり。この“マーシャル”とは、アフリカ系アメリカ人として史上初めて合衆国最高裁判所の判事に任命されたサーグッド・マーシャルという実在の人物。
彼がこの職に就いたのは1967年のことで、つまりそれまで、黒人は誰一人この地位を得ることができなかった。ブラウンが演じたのは、雇い主である白人女性から性的暴行容疑で訴えられる運転手。非常に難しい役柄に彼がどう取り組んでいるのか、ご自身の目で確かめてほしい。ちなみに音楽はジャズ~ファンク界の大物、マーカス・ミラーが担当している。
数々の作品で名演を見せてきたスターリング・K・ブラウンの最新作「パラダイス」(ディズニープラス)は第1話~3話が配信中。2月4日(火)より毎週1話ずつ配信予定。全8話。
◆文=原田和典
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