【第1話】から読む。
前回からの続き。私はレナ。夫のタクトから誕生日プレゼントとして300万円まで使えるクレジットカードをもらう予定です。何を買おうかと浮かれていたところに、仲良しのママ友たちから声をかけられました。私が2人に誕生日に何をもらったか聞いてみると……「ご飯を作ってもらった」「お手紙をもらった」など、私が想像していた内容とはまったく違った答えが返ってきました。しかも2人とも幸せそうにニコニコしています。だけど300万円のクレジットカードをもらえる私が一番贅沢で勝ち組なはず……だと信じています。
家に帰りながら、ふと、私は亡くなった両親のことを思い出していました。そして同時に、「クレジットカードを渡す」と言ったときのタクトの姿も思い出しました。
ふとスマホを見ると、先ほどまで調べていたブランドのバッグが「自分にはあまり価値のない物」に感じられました。
なんだか悲しくて悔しくて、あんなにお金ばかり気にしておいて自己中な話ですが、タクトの反応に泣けてきてしまいました。「やっぱりお金じゃなくて気持ちが欲しい」と伝えたとして……私は信じてもらえるのでしょうか?
ママ友2人が家族からもらった誕生日プレゼントを聞いて、私は少し驚いてしまいました。金額で満たされていた私と対照的に、彼女たちは家族からの「気持ち」に満たされていました。
それから亡くなった両親との誕生日を思い出した私。貧しくて大変な毎日でしたが、貧しいなりにまごころのいっぱい詰まった誕生日を過ごしていました……。
ないものねだりなのかもしれませんが、誕生日プレゼントはやはり気持ちがあってこそ。タクトにも話してみようとしたのですが、当然のことながらタクトは私の解決方法をお金だと思っているようです。
【第4話】へ続く。
原案・ママスタコミュニティ脚本・motte作画・吉田ぱんだ編集・みやび
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