私が20代のころのことでした。義両親との買い物ばかりで、自分たちの買い物ができず週明けにいつももんもんとする日々を送っていました。当時2歳だった子どもを連れての買い物は大変なので週末に買い物したいのに、義両親から呼び出されて義母の買い物に付き合わされることに疲れと不満が……。その後考え方を変えることで、悩みを減らすことができた体験談を紹介します。
週末に孫の顔を見せるだけだったのに
義両親は隣の町に住んでいるので、娘が生まれてからちょくちょく顔を見せに行っていました。義両親にとって娘は初孫でしたので、生まれたときはとても喜んでくれました。
義母は孫の服を選ぶのが楽しいとのことで、よくプレゼントしてくれます。義母からいただいた服を着て、義両親に顔を出すととてもうれしそうにしてくれるので、顔を出してよかったと思ったものです。
しかし、娘が少し大きくなると
義両親から毎週末「遊びにおいで」とお誘いが来る
ようになりました。お誘いはうれしいのですが、毎週末となると話は変わります。義母が買い物好きでもあるので、次第にショッピングモールへ買い物することが中心となっていきました。週末が唯一夫と買い物できる機会だったのですが、その時間がなかなか取れないように……。義両親に会いに行くと必ず夕方まで一緒に過ごすので、
自分たちの買い物がなかなかできません
。
義両親とショッピングモールに行っているときに買い物に行こうとしても、娘が泣いてしまうので別行動ができませんでした。義実家からの帰り道に家族でドラッグストアやスーパーでばぱっと買い物を済ませて帰宅するのが週末の日課となったのです。
週末に買い物できない不満を夫に話す
こんな生活が何カ月も続いたので、夫に毎週末ではなく月に1、2回に減らしてほしいとお願いしました。夫は義両親が喜ぶからなるべく行きたいと言い、毎週末ではなく月に2、3回くらいのペースではどうかと提案されました。
そもそも私がなぜ夫と一緒に買い物をしたかったのかというと、平日は娘を抱っこして外出することしかできなかったので、重いものを買いたいときはとても大変で、しばしば腰を痛めることもあったのです。夫との週末の買い物は私にとってとても大事な時間でした。また、買い物だけでなく週に1日の休みの夫とのお出かけや子どもと遊ぶ時間といった
「家族の時間」もなく、公園や娘の行きたいところへ連れていけないもどかしさも募っていました
。
少し頻度が多い気もしましたが、時間を少し短めにしてもらうことを私からもお願いして、お互いに折り合いをつけたのです。
話しても改善できず宅配を利用することに
夫に義両親に行く頻度を減らして欲しいとお願いしてから、義両親を訪れる頻度は減りました。
しかし、夫に
義両親から「孫に会えなくて寂しい」と連絡が入る
ようになったのです。夫も義両親がかわいそうだからと、義両親と出かけない日でも、買い物や公園で遊んだ帰りに義両親に1時間ほど顔を見せて帰るようにもなり、結局夫のいる日は必ず義両親に行くことになってしまいました。
そして、日常の買い物もお出かけもほとんどできない週末に戻り、私も買い物を諦めて宅配サービスを利用することに決めたのです。宅配サービスを利用するママ友を見て、私も利用してみたいと以前から考えていました。
少々割高かな?と思うところもありましたが、精神的にも買い物に追われて家族間がぎくしゃくしなければいいかなと考えていました。
また、家族の時間の確保については夫と義両親に「週末は家族の時間を優先したい」と伝え、その前後で義両親に短時間だけ顔を見せに行くことで落ち着きました。子どもを公園に連れて行ったり私の両親に会いに行ったりしたかったので、夫と義両親が理解を示してくれて安心しました。
まとめ
娘は義両親にとって初孫でとてもかわいがってくれましたが、毎週末一緒に過ごしたいという義両親の要望と私たちのライフスタイルが合わず少しぎくしゃくする結果に。そこで、義両親と夫に相談して遊びに行く頻度や時間を減らしてもらい、子どもとの時間をつくることができました。娘が行きたがっていた公園や動物園などに連れていくことができ、家族の思い出を作れるようになりました。
また、以前から気になっていた宅配サービスを利用することで買い物の問題も解消でき、結果としてはよかったかなと思っています。何よりも、家族間でぎくしゃくすることを避けられて精神的にもラクになりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:熊川 るな/40代。子どもが成人して子育ても一段落。現在は会社員とWebライターをしている。在宅で仕事をするようになってから自宅で過ごすことが多くなり、パン作りやお菓子作りに励む。季節感を取り入れた生活が好きで、フルーツシロップ作りもしている。
イラスト/サトウユカ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
【関連記事】
「私…今…」会社の先輩との破局を報告。すると同期からまさかの爆弾発言が!<ヤバすぎた社内恋愛>
「北海道に行きたい」乳がん再発と闘う母の願いをかなえるため父が即行動して<お母さんの乳がん>
「最期をどうするか」決めるのは私… 書類の文字に思わずドクッ!<預金資産ゼロの父が倒れた話>