映画『少年と犬』ポスタービジュアル
1月22日(水) 19:00
SEKAI NO OWARIの新曲「琥珀」が、高橋文哉と西野七瀬がダブル主演を務める映画『少年と犬』の主題歌に決定した。
原作は、馳星周が2020年に発表し、現在までに累計発行部数50万部を突破している同名小説。さまざまな背景を抱えた人々と犬の多聞(たもん)の触れ合いを描いた6つのエピソードを綴った短編連作小説で、大切な人に会うために岩手県釜石から彷徨ってきた多聞が、西の方角を目指して日本を縦断する旅路で出会った、傷つき、悩み、惑う人々との心の交流が描かれる。映画化に際し、原作の複数のエピソードにオリジナル要素が追加されている。
主題歌のオファーを引き受けた際にFukaseは、不慮の事故で亡くなった友人・千葉龍太郎(新世界リチウム)から聞かせてもらった未完成曲のことが頭に浮かんだとのことで、その未完成曲にFukaseが新たなメロディを加え、歌詞を書き、「琥珀」として完成させた。主題歌についてFukaseは「この曲は僕の友人との共作です。10年近く前にこの曲のデモを聴かせて貰ってから、誰の手元にもこの音源はなく、僕の頭の中だけに残り続けました。まだ完成していなかったこの曲に新しいメロディをつけて琥珀という名前を付けました」とコメントしている。
また、楽曲を聴いた高橋は「学生の頃によく聴かせていただいていたSEKAI NO OWARIさんに、この映画のために主題歌『琥珀』を書き下ろしていただけたこと、本当に嬉しかったです。『琥珀』は映画の世界観とリンクしていて、楽曲にかけるFukaseさんの想いと僕らが作品にかけた思いが交差しているような不思議な感覚でした。映画館で皆さんに今作を観ていただいて、『琥珀』がかかった時に歌詞が脳につきささる体験を、ぜひ劇場でしていただけたら嬉しいです」と喜びと共に想いを語った。
西野も「SEKAI NO OWARIさんの楽曲はお仕事に行く前によく聴いていた思い出があります。『琥珀』を聴いた時、優しい音とFukaseさんの繊細な歌声が薄いガラスのような、泡がゆっくりと漂っているような、そんなイメージが頭の中に流れてきました。作品の雰囲気にぴったりな柔らかい音楽で、私も毎日聴いています」と絶賛。そして、プロデューサーの平野隆も「『琥珀』を初めて聞いた時思わず涙がこぼれてしまいました。美羽(西野)が和正(高橋)を想う気持ちと、Fukaseさんが千葉龍太郎さんを想う気持ちが重なり深く胸に刺さりました。映画と主題歌で“貴方の心に溶けている消せないもの”を感じていただければと思います」とコメントを寄せた。
さらに、主題歌「琥珀」をのせた最新予告映像と本ポスタービジュアルも公開された。震災で職を失い犯罪に手を染めてしまった和正と、罪を犯し秘密を抱えて生きる美羽、人生に希望を失っていたふたりが、多聞と出会ったことで“まっとうに生きよう”と必死にもがいている様子を主題歌の「琥珀」が温かく包み込む映像となっている。また“犬”との思い出エピソードを募集する「わたしと犬キャンペーン」もスタートした。
■Fukase コメント全文
この曲は僕の友人との共作です。
10年近く前にこの曲のデモを聴かせて貰ってから、誰の手元にもこの音源はなく、僕の頭の中だけに残り続けました。
まだ完成していなかったこの曲に新しいメロディをつけて「琥珀」という名前を付けました。
多聞のように想いを繋げるモノになっていれば幸いです。
■高橋文哉 コメント全文
学生の頃によく聴かせていただいていたSEKAI NO OWARIさんに、この映画のために主題歌「琥珀」を書き下ろしていただけたこと、本当に嬉しかったです。
『琥珀』は映画の世界観とリンクしていて、楽曲にかけるFukaseさんの想いと僕らが作品にかけた思いが交差するような不思議な感覚でした。
「グラスの泡みたいに消えたように見えてもそこに残り続けてる」というワンフレーズが特に胸にささりました。
今作品で犬の多聞と関わっていくいろいろな人の心情や、僕が演じた和正の心情にも凄くリンクしている部分があります。
映画館で皆さんに今作を観ていただいて「琥珀」がかかった時に、歌詞が脳につきささる体験をぜひ劇場でしていただけたら嬉しいです。
■西野七瀬 コメント全文
SEKAI NO OWARIさんの楽曲はお仕事に行く前によく聴いていた思い出があります。
『琥珀』を聴いた時、優しい音とFukaseさんの繊細な歌声が薄いガラスのような、泡がゆっくりと漂っているような、そんなイメージが頭の中に流れてきました。
作品の雰囲気にぴったりな柔らかい音楽で、私も毎日聴いています。
私が演じた美羽の想いとも重なる歌詞だと感じたのですが、映画を観て書き下ろしてくださっているからこその特別感に嬉しくなりました。
■プロデューサー:平野隆 コメント全文
「琥珀」を初めて聞いた時思わず涙がこぼれてしまいました。
美羽が和正を想う気持ちと、Fukaseさんが千葉龍太郎さんを想う気持ちが重なり深く胸に刺さりました。
そして自分の胸の中にいる大切な人も思い出しました。
映画と主題歌で“貴方の心に溶けている消せないもの”を感じていただければと思います。
映画『少年と犬』最新予告映像
<作品情報>
『少年と犬』
3月20日(木・祝) 公開
公式サイト:
https://shonentoinu-movie.jp/
(C)2025映画「少年と犬」製作委員会