真夜中のタクシーで繰り広げられる秘密の会話ダコタ・ジョンソン×ショーン・ペン「ドライブ・イン・マンハッタン」本編映像

2月14日から公開

真夜中のタクシーで繰り広げられる秘密の会話ダコタ・ジョンソン×ショーン・ペン「ドライブ・イン・マンハッタン」本編映像

1月16日(木) 3:00

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ダコタ・ジョンソンとショーン・ペンが共演する「ドライブ・イン・マンハッタン」の本編映像の一部が披露された。もともと友人であったというジョンソンとペンが、完全二人芝居の会話劇に挑んでいる。

【動画】脚本が秀逸「ドライブ・イン・マンハッタン」本編映像

タクシー運転手と女性客。もう二度と会うことのない関係だからこそ、お互いの本音を打ち明けていくさまを描く。本編映像は、ペンが演じる経験豊かなタクシー運転手の会話に、ジョンソン演じるキャリア女性がだんだんと心を開いて話をしているシーンを収めている。

タクシーを走らせてしばらくしたところで、運転手が何気なく女性に年齢を訪ねると、女性は「その質問には答えない」と返す。「なぜ?」と理由を聞く運転手に、女性は「意味がない」と答える。「年齢について世間に問題がある。24歳か 34歳かで私に対する世間の見解がまったく変わる」と続ける女性。そして、「30になったら女の価値は半減」と言い、「私が太陽を何周したかがそんなに重要?」と運転手に投げかける。

年齢に関しての何気ないやり取りから広がる、深く知らない者同士の会話の面白さと奥ゆかしさ。本作ではこのシーンのように、二人の細やかなリアクションを映し出しながら、“もう二度と会うことのない二人だからこそ”の会話が繰り広げられていく。

あわせて、本作を鑑賞した著名人のコメントが公開された。「ドライブ・イン・マンハッタン」は2月14日から公開。

※敬称略/五十音順

いのうえひでのり (劇団☆新感線 主宰・演出)
面白かった。
会話劇なんだけど、ミステリーな味わいが引き込ませる。
徐々に明かされる二人それぞれの過去とヒミツに目が離せない。

菊地成孔 (音楽家 /文筆家)
ニューヨーク市街がこんなに魅力なく、会話劇がこんなに刺さらない映画もない。2人の男女の魅力は枯れ果てている。どれだけ荒廃してもパワフルだったアメリカの都会は底をついた。そこがこの映画最大の意義と魅力だ。

北川悦吏子 (脚本家・映画監督)
ヒロインが宝石のように美しく、圧倒されました。
最初から最後までタクシーの中だけの話なのかと、そこを一番期待して見ました。
そして、本当にそこだけで、見せきっていました。
初老のタクシー運転手と乗客の若い美女。ふたりの話と思いきや第三者の出し方はアイデアです。しっとりとした冒険作だと思います。

清田隆之 (文筆家・「桃山商事」代表)
ワンナイトの関係って、ラブだけじゃなくダイアローグでも成立するんだって思いました。不思議で豊かな時間や関係が、そこかしこにあふれている社会でありますように。

松尾スズキ (作家・演出家・俳優)
タクシーに運転手と客。あるのは会話だけ。聞いただけでも尻込みする。でもずっと見ていられる。なにも起きないのはわかっていて、それなのに、コクがある。会話と演技、それだけで勝負する俳優二人の凄み。逃げ場がないからおもしろい。

松本千秋 (漫画家/「トーキョーカモフラージュアワー」)
女は女であり、男は男であることを辛辣に突きつけてくる作品。
余りにもリアルなコミュニケーションのすれ違いと、
複雑に湾曲した美化の連続に息が苦しくなる。
私はラストまで、『綺麗事なし』の現実を観たのだと思う。

山田由梨 (作家・演出家・俳優)
誰にも知られたくない後悔や傷、迷い、自分のどうしようもないところを、見知らぬ相手になら話せるかもしれない。
人は、こんなふうに癒し合うことができるのだと気付かされる美しい時間があった。

よしひろまさみち(映画ライター)
真夜中、都市部空港からのタクシー。このシチュエーションだからこそ成立するオトナの会話を、こうもドラマチックに演出できるとは。セリフと表情だけに込められた芝居の凄みに圧倒される100分。

【作品情報】
ドライブ・イン・マンハッタン

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