原作品画像©Ars Techne.corp原作品所蔵元:山梨県立博物館
1月16日(木) 7:00
日本を代表する浮世絵師、葛飾北斎の名画の世界を体感できるイマーシブ型展覧会『HOKUSAI:ANOTHER STORY in TOKYO』が2025年2月1日(土)より東急プラザ渋谷にて開催される。
『HOKUSAI : ANOTHER STORY in TOKYO』は、視界全体に広がるダイナミックな映像表現により、北斎が浮世絵を描く際に見ていた景色を臨場感あふれる高精細な映像で大型LEDに投影。さらに、映像に合わせた音や風による立体的な演出、足元から感じる振動演出により、北斎が捉えた感覚も再現。「映像×サウンド×触覚」で北斎が描いた江戸の世界にタイムスリップしたような感覚が味わえる次世代型イマーシブ展覧会だ。
会場は7つのゾーンで構成。「Prologue -葛飾北斎の多面性-」では、90歳で絶筆するまで3万点を超える多様なジャンルの作品を手がけた北斎を、浮世絵師としてだけではなくさまざまな視点で見つめ直し、知られざる北斎の多面性に迫る。
また、「光の部屋 -光で彩る冨嶽三十六景-」は、北斎が生きた時代の光をテーマにしたインスタレーション。ロウソクのようにゆらめく光のオブジェとアルステクネ社の特許技術DTIP(三次元質感画像処理)によりデジタル化した超高精細イメージデータを組み合わせ、これまで見ることのできなかった新たな《冨嶽三十六景》の姿が浮かび上がらせる。
ほかにも、ソニーの触覚提示技術を活用したActive Slate(人の歩行にあわせて多彩な振動フィードバックを実現する技術)を用い、《富嶽三十六景》の世界を自分の足で実際に踏みしめ歩いているかのような感触を楽しむことができる「大地の部屋 -体で感じる冨嶽三十六景-」、北斎が《富嶽三十六景》で克明に表現した目には見えない「風」を風ハプティクス技術(ソニーが開発した風を制御する独自の技術)を使って再現する「風の部屋 -風を感じる冨嶽三十六景-」など、最新技術を駆使し、さまざまな角度から北斎が残した浮世絵に描かれた物語のなかへと来場者を誘う。
<開催概要>
『HOKUSAI : ANOTHER STORY in TOKYO』
会場:東急プラザ渋谷3階
会期:2025年2月1日(土)~2025年6月1日(日)
料金:⼀般 3,500円/大・⾼・専⾨学⽣/2,200円/中・小学⽣ 1,500円
公式HP:
https://hokusai.anotherstory.world/