サチは5歳の息子・ユウを育てるワーキングマザー。子ども同士が仲良しだからとお迎えで挨拶したのをきっかけに、マイと「ママ友みたいな関係」になったサチ。しかし、次第にサチはマイの行動に思い悩むようになったのです……。
家族の沖縄旅行にまだ5歳のユウを連れて行こうとしたり、家族水入らずのお出かけを邪魔したり、お揃いの手作りブレスレットを渡してきてSNSへの投稿を強要したりと、サチにとっては迷惑なことばかりしてきたマイ。
ある日、マイが、サチとユウの横顔がはっきりわかる写真を無断でSNSに投稿していたことに気が付きます。夫と話し合い、迷惑だけでなく怖さも感じたサチは、マイと距離を置こうと決意。
そんな矢先、知り合いに嘘をついて息子のトシを預け、深夜にサチの家に来たりとマイの行動はエスカレートしていましたが、マイは突然姿を消しました。
しばらくしてまたサチの前に現れたマイは、
「サチちゃんのために仕事探しをしていた」と言い出します。しかも、サチの職場にまで押しかけたり、サチに退職の意思がないにもかかわらず、勝手にサチの職場に
「低賃金な職場は辞めさせてほしい」と電話したりとやりたい放題。
サチが途方に暮れるなか、夫から
「マイの旦那のことがわかった」と連絡が。マイの夫は普通の会社員で、単身赴任中だそう。マイの言動やお金の使い方に違和感を覚えていたサチの夫は
「旦那が単身赴任なのを良いことに何かやってそうな気がしてならない」と、引き続きマイの本性を調べることに……。
迷惑行為を繰り返すママ友を牽制するための最短ルート










引き続きマイの本性を探ると言った夫に対して、逆に面倒なことにならないかと不安がるサチ。しかし、夫は
「単に情報を整理したいだけ」「つじつまが合わない部分に嘘や隠し事があるはずだから」と言ってサチを安心させようとするのでした。
2日後――。
夫が導き出した最短ルートは
「マイの夫と連絡を取ること」でした。
夫の調査によると、マイの夫が単身赴任になったのは今年から。そのあとにマイは仕事を辞めて専業主婦になり、高級車を購入。もともと大人しくて真面目な性格だったようですが、そのころからマイは周りに絡み始めるようになったのでした。
夫の話を聞いて、サチは自分がマイに絡まれるようになったのが今年に入ってからだということを思い出します。しかし、マイの夫とつながることが迷惑行為が止むという夫の意見が腑に落ちないのでした。
「単身赴任の後にいろいろあったってだけの話じゃないの?」と言うサチに、夫は一瞬口をつぐみ、それから再び話し始めたのです――。
◇◇◇
迷惑行為を繰り返してくるマイに対し、もう一歩踏み込んで本性や背景を探ってから対応策を練ろうとするサチの夫。サチの夫は「迷惑行為の裏には何か家庭の事情があるのではないか?」と考えています。しかし、よその家庭の旦那さんと話をしてみるというのは勇気がいることですよね。実際にサチは躊躇しているようです。
>>次の話 著者:マンガ家・イラストレーター おーちゃん 著者:原作者 つばさ
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