小学生の息子と一緒に、地域のスポーツイベントに参加しました。イベントではニュースポーツ(子どもから高齢者までを対象に、競い合うことよりも「楽しむ」ことが重視されるスポーツ)などの普段触れる機会のないスポーツを体験したり、けん玉やお手玉といった昔の遊びをしたりできます。クラフト体験のブースもありました。さらに体力測定のブースもあり、身長測定、握力検査、立ち上がりテスト、立ち幅跳び、長座体前屈の5種類ができます。それぞれの測定ブースを回り、スタッフに測ってもらいました。
立ち上がりテストで膝が!
握力と長座体前屈の結果は、年齢平均とほぼ同じでした。小学生の息子よりも良い結果となりひと安心。しかし、立ち上がりテストで1つ目のけがの危機が訪れたのです。
立ち上がりテストは、40cmの高さの台で挑戦します。台に座った状態から両手を体の前で組み、まずは両足で立って30秒間維持し、できれば合格です。次に、片足で立ち上がり、こちらも30秒間維持します。
記録するのはここまででしたが、ブースには高さが30cm、20cm、10cmの台もありました。参加者は、どこまでできるかを自分で試します。私も、ほかの参加者も、30cmの両足はラクにクリアしていました。
「これなら片足で立つのも簡単」と思っていましたが、片足で立ち上がろうとしたとき、膝にピキッという痛みが走ったのです。これ以上は膝を痛めそうだと感じたので、慌てて測定を終わりにしました。
立ち幅跳びで腰が!
2つ目のけがの危機は、立ち幅跳びの測定でした。立ち幅跳びは、助走なしでどこまで跳べるかを測り、2回跳んだ平均値を出します。1回目も2回目も140cmで、40代女性の平均でした。
しかし1回目を跳んだ後から、腰に違和感が出始めたのです。立ち幅跳びは、助走がないため、腕を大きく振り、勢いをつけて飛びます。その際、少しでも遠くまで飛ぼうと、無意識に腰を反らせたようでした。
腰の違和感は、明らかに日ごろ使っていないところを、急に強く動かしたためとわかる違和感で、痛みも感じるようになったのです。幸いその日だけで痛みはなくなりましたが、腰の違和感は少し残りました。
けがをしないためには?
立ち上がりテストも、立ち幅跳びのけがの危機も、どちらも日ごろの運動不足が原因です。現在の自分の体力を知るための測定で、けがをしていては仕方がありません。
運動不足解消のため、立ち上がりテストで主に使う膝については、膝の筋力を上げてみようと考えました。スクワットのほか、膝を痛めたときに整形外科で教わった体操がよさそうです。椅子に座って、足を床と平行になるまでゆっくり上げ、5秒間保ってゆっくりと下ろす体操です。
立ち幅跳びについては、普段から腰回りや全身のストレッチをし、直前にも準備体操をする必要を感じました。
まとめ
今回はけがをせずに済みましたが、「来年も大丈夫」と言える自信はありません。毎年やっているイベントなので、来年も息子に行きたいと言われそうです。体力測定でけがをしたのでは、まるで笑い話です。日ごろからの運動と準備体操で、けが予防をしながら、体力測定に臨みたいなと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:玉沢雅水/40代女性。長野県在住。大学卒業後、5年半ほど住宅メーカーでインテリア営業を中心とした業務に携わる。その後、長野県の司法書士事務所で4年、福島県の事務所で2年半、司法書士の業務補佐に。趣味は小さな家庭菜園で野菜を育てることと、季節の食材で保存食を作ること。
イラスト/サトウユカ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)
監修者:医師 中村 光伸先生 光伸メディカルクリニック院長。医学博士。整形外科医の知見から骨の仕組み、体の動かし方を活かした骨のトレーニングを提唱する骨の専門医。骨の強化と全身の機能回復を両立する「骨たたき」を考案。若々しい体を取り戻す「リバースエイジング」の専門家としてメディアにも多数出演。著書に『医者が考案した骨粗しょう症を防ぐ1分間骨たたき』(アスコム)。
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