5月19日(水) 12:04
女優の羽田美智子が19日に自身のアメブロを更新。4月3日に亡くなった俳優の田村正和さんとの思い出を回想した。
この日、羽田は幼少期に夢中でみていたドラマに出演していた田村さんについて「まるで少女マンガやおとぎ話にでもでてくるような、この世のものとは思えないくらい素敵な、皆が憧れるかっこいいパパを演じてらっしゃった」と明かし、「ドラマの中にいらっしゃるだけで、実際には存在しないのではないかと思ってました。あり得ない、、くらい素敵だったから、、雲の上の人」と当時の印象についてつづった。
続けて「女優になってからも共演させていただけるなんて高望み過ぎて微塵も思ってなかった」と述べつつも、チャンスに恵まれ「なんと不倫の相手役をさせていただいたのです。『夫婦』というドラマです」と共演が実現したことを説明。自身の役柄については「幸せをずっと待ってる待田幸子さん役。ウェディングプランナー」と明かし、「娘さんの結婚式打ち合わせにやってきた父親に、段々惹かれていって、大好きで大好きで、いけないと思いつつ、どうしても好きになってしまうという役でした」とドラマシーンの写真とともに説明した。
また、当時の田村さんについて「寒い中、肩からガウンを羽織り、専用グラスでドリンクを飲んでらしたり、、NGが全くなく一発で本番を決めるとスーっと現場から離れていかれる姿。どこを切り取ってもかっこよい思い出しかありません」と回想。「奥様とのお話を時たま聞かせてくださり、とても大切に思ってらっしゃるのが伝わってきて、当時の私のような年齢の女性との恋愛は、役とはいえとても苦手そうでした」と明かす一方で、「本番時の集中力、台詞を自分のものにするという魔法、そしてなによりプロフェッショナルであるという在り方を教えてくださった先輩です」とつづった。
さらに、数年後に再会した際には嬉しさのあまり駆け寄る羽田に対し「君はいつも元気でいいね」と「独特なニヒルな素敵な微笑み」を返してくれたそうで「それから間もなく、表舞台から一線をひかれたということをニュースで知りました」とコメント。また、今回の訃報を受け「この世の去りかたも何もかもが田村正和さんらしくて、、頭が下がる思いでいっぱいです」と述べつつ、「大先輩とのお別れは寂しいものです」と悲痛な思いをつづった。
最後に「でもそれを上回るほど感謝の気持ちが大きい。田村正和さんの生き方、歩みかたは誰にも真似できないもの」とも述べ、「少しでも田村正和さんとご一緒させていただけたことは私にとっての誇るべく貴重な財産となっています。雲の上の田村さんに心から感謝を捧げて。ご冥福をお祈りします」とつづり、ブログを締めくくった。
この投稿に読者からは「素敵な作品の数々を拝見できたことに感謝の気持ちでいっぱいです」「最高の誇りですね」「素敵なお写真」などのコメントが寄せられている。
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