吉本ばななさん、さくらさんに最後のメッセージ「ももちゃん、もう1回」

※吉本ばななオフィシャルブログより

吉本ばななさん、さくらさんに最後のメッセージ「ももちゃん、もう1回」

8月30日(木) 18:15

小説家の吉本ばななさんが、29日に自身のアメブロを更新。8月15日に乳がんのため53歳で亡くなった、『ちびまる子ちゃん』などで知られる漫画家・さくらももこさんへ、最後のメッセージを送った。

吉本さんは、さくらさんと長年の交流があり、亡くなったことが発表された翌日も悲しみの声をブログでつづっていた。この日は「どんなに大好きな、懐かしい友だちが死んでも、愛する猫が去っても、やっぱり毎日はめぐってくる。そしてこの体が生きているかぎり、トイレにいったり腹が減ったり髪の毛が伸びたり。さくらももこちゃんはだれよりもクールで楽しいことが大好きな人だったので、私は今日から顔を上げて、もう泣かないと決めました。」と決意を語った。

また、「追悼文のお仕事は基本お受けせず、ここで正直な気持ちを書くにとどめます。それも今日で最後にします。」と明かし、「少し前に彼女が体調を崩したときに、私はつい泣きながらメールしてしまい、彼女に笑われました。"ばぎちゃん、大丈夫だよ、大したことないし、そんなに悲しまれたら恐縮しちゃうよ!"」と思い出を振り返った。

吉本さんは「生きている私たちは、今目の前にいる愛する人たちとちゃんと過ごして、最高の思い出を、ゲラゲラ笑って過ごした青春を大事に抱いて、生きていく。心のどこかで"ももちゃんが同じ時代にいるから、私もがんばれる"と思っていたけれど、これからはまた違う気持ちでやっていかなくては。」と決意を新たにしたようだった。

さくらさんの作品については、「彼女の才能はほんもの(なによりもあのクールさと笑いのセンスと色使いと線!)だから、ご遺族とミッちゃんたちが守っていってくれるでしょうし、永いあいだ残っていくでしょうし、歴史が才能を証明するでしょう。」と心境をつづった。

さらに、「「ちびしかくちゃん」を読んで"タツオと馬車のシーンが最高だ"とメールしたら、"タツオとあの馬車の運転手いいでしょう~!奴らに目をつけるとは流石だね!"と言ってくれたことを思い出すと、泣いていてもついプッと笑ってしまいます。」と振り返り、「友だちって、いいものだ。たとえ一方がこの世から消えても、友情は残る。ももちゃん、もう1回、最後に、ありがとう。」と感謝の言葉で締めくくった。

【関連記事】
「日々は過ぎる。あと1回だけ、ももちゃん、ありがとう。」(吉本ばななオフィシャルブログ)
さくらももこさんの訃報に金爆・鬼龍院や樽美酒、吉本ばななら追悼コメント続々
吉本ばなな、アメブロを開始「なにか新しいことでも始めないとやってられない」
狩野英孝、ナルシストキャラは『花輪クン』を参考にした さくらさんから贈られたイラストを公開
道重さゆみ 漫画『ちびしかくちゃん』ようやくGETし大興奮「大好きだよ!」
Ameba News/ブログ発

ブログ発 新着ニュース

合わせて読みたい記事

編集部のおすすめ記事

エンタメ アクセスランキング

急上昇ランキング

注目トピックス

Ameba News

注目の芸能人ブログ