俳優・左とん平さんが24日に80歳で亡くなり、多くの芸能人が追悼コメントを発表する中、多数の共演画像とともに故人を偲んでいるのが布川敏和だ。
現在52歳の布川が22歳だった頃に主演した『オレの妹急上昇』(TBS系)での場面写真を多数紹介している。同作は怠惰な二浪生活を送る布川演じる桜河内信之介が、勝手に妹・みゆき(坂上香織)にモデルの仕事をさせてしまう。自宅には芸能事務所の関係者が多数訪れるが、左さん演じる父親・岩之介は芸能界入りなどとんでもない、とばかりに彼らを追い返す。
いわば破天荒な息子と真面目な父親といった形の衝突が描かれたわけだが、布川は「当時、お互いに若かった事もあり、親子のぶつかり合を激しく演じ、そして 父息愛を導いて頂き演じた」と振り返る。
それから21年後、連続ドラマ『ラブレター』(TBS系)で左さんは漁師役を務める布川の義父役として再び共演。
「布川、お前も親父役をやるようになったか! 俺も爺さん役になるはずだぜ・・・(笑)」と左さんは言っていたのだという。さらには2015年、布川の息子・隼汰と左さんが共演したこともあった。その時に「いゃ、孫を見てるみたいで、嬉しよ! なかなか良いぞ! 息子!」と隼汰をホメてくれたのだが、これが布川と左さん最後の出会いとなった。
「大人になった僕から見た とん平サンの演技は とても真似出来ない存在感だった事を羨ましく思い、僕は あらゆる取材でも語ったが、将来、左とん平サンの様な俳優になりたいと言い続けていた」
ここまでの思いを布川は持っていたというのだ。なお、左さんの訃報に対しては春風亭小朝、清水アキラ、秋野暢子らも追悼のブログエントリーを執筆している。
【関連記事】
・
「訃報・・・」(布川敏和オフィシャルブログ)
・
「左とん平師匠」(清水アキラオフィシャルブログ)
・
「あの、ひと言」(春風亭小朝オフィシャルブログ)
・
「左とん平が亡くなった…」(秋野暢子オフィシャルブログ)
・
息子・菅田将暉のライブで感銘「その謙虚さは、逆にカッコいい!」