歌舞伎役者の市川海老蔵が、31日に更新したアメブロで、「気になるコメント」をピックアップ。自身の思いをつづっている。

この日の朝、寄せられたのは、先週母をがんで亡くしたという「みかん」さんからのコメント。ずっと母との二人暮らしで、病気になってからも誰にも言わずに頑張ってきたのだという。

「みかん」さんの母は昨年末に緊急入院したのち、家に帰ることが叶わないまま旅立ってしまったといい、「みかん」さんは、いろいろな人から「お義母さんはあなたの心の中に生きているよ」などと声をかけてもらうものの、「でも『お母さん』はもう側にいないです。話かけても呼んでも返事がありません」「寂しくて仕方がありません。お母さんに会いたいです」と寂しさは埋められない現状を吐露。

そして、「もっと話したかった、もっと色々な所に一緒に行きたかった…悲しくて悔しくてたまりません。私はこれからどうやって生きていけばいいですか？　教えてください…」と訴えた。

昨年6月、妻の麻央さんを乳がんで亡くした海老蔵は、「息が止まりそうになるコメントでした。」と切り出すと、「みかんさん、まずはお母様のご冥福をお祈りいたします。そしてみかんさんが言葉にならない感情、辛さ 孤独 悲しみ 戸惑い 不安 お嘆きは　私なりにしかわかりません。」と記したうえで、「おそらくどうする事もできないですよね、辛いですが　まずは深く息を吐く、そして吸い込んでください。」と呼びかける。

海老蔵は、そうすることで、思い出が走馬灯のようにめぐるかもしれないことに触れつつも、「少しづつ自分を見つめられる時間が数秒づつ出来るはずです。そして　また同じ悲しみに襲われる。この繰り返しと思います。」とコメント。

「なにもやる気持ちにならなくともお散歩してください。そして息を吐いてください。そのうち、なにかが変わります。」「変わりませんが、変わり始めます。その変わるとは　悲しみの中からしか見えない微かな光です。必ず光はさすので　お願いします。祈ってます。」と言葉を連ねた。

このブログ記事は反響をよんでおり、海老蔵の思いやりある言葉に感動する声のほか、「みかん」さんへのメッセージも多く寄せられている。


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