「史上最低の戦い」とも呼ばれた今回のアメリカ大統領選。共和党のドナルド・トランプ氏が民主党のヒラリー・クリントン氏を退け、2017年1月20日に第45代アメリカ合衆国大統領に就任することが決定した。事前の予想ではヒラリー氏が有利と言われていた、蓋を開けてみると、トランプ氏の逆転勝利となった。
アメリカのシカゴに在住しているブロガー・Boiさんは11月9日、ブログ「Boiのシカゴに住むことになりました。」に、アメリカでの大統領選の模様を綴っている。
「今回初めて大統領選挙というものをライブで体験したのだが、北東部や西海岸の民主党地盤のブルーステイト、中西部、南部の共和党地盤のレッドステイトに加え、選挙の度にどっちに投票するか揺れる州、Swing stateというモンがあると知りました」
とのことで、「Swing state」(スイング・ステート)をどちらが取るかが結果を左右するのだ。選挙結果の速報サイトでも、「Swing state」だけをピックアップしてまとめているページもあり、いかに注目の的となっているかが分かる。
どの州をスイング・ステートとするかは、明確に決まっているものではないが、フロリダ州、ペンシルバニア州、ミシガン州、ノースキャロライナ州、バージニア州、コロラド州、オハイオ州、ネバダ州、アイオワ州などが、スイング・ステートに当てはまるとされている。トランプ氏は以上に挙げた9つ州のうち、6つの州で勝利。スイング・ステートでの得票が重要であったことを裏付ける結果といえそうだ。
一方、ロサンゼルス在住のブロガー・香歩さんは、11月11日の「LA香歩 official blog」でヒラリー氏敗北の要因について分析している。
香歩さんがまず挙げたヒラリー氏敗北の要因は投票率の低さだ。前回の大統領選よりも投票率が低下したことについて、香歩さんは、
「これはヒラリーがかなり優勢だという選挙前の報道により
ヒラリー支持の人が選挙に行かなかったのではないか。
まさかトランプにならないだろうと」
と推察。さらに「反面、トランプ支持者はとても熱く投票率も高かった」と綴っており、ヒラリー支持者とトランプ支持者の温度差も影響したようだ。
また、選挙が平日で投票上まで遠かったりなど、気軽に投票に行きづらい現実もあるとのこと。
「友人が言うには
携帯(スマホ)でポチっとボタンを押すだけならきっと
ヒラリーが勝ってただろうと」
と、投票に対するハードルが低かったのであれば、ヒラリー氏が勝利していたかもしれないという可能性を指摘した。
加えて、香歩さんは、ヒラリー氏が“保守州”の女性からの支持を得られなかったことや、トランプ氏が中西部の工業地帯の支持をうまく取り込んだことなどが、今回の結果に繋がったと分析している。
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