女優の遠野なぎこ(36)が、母の日の5月8日、自身の母親への複雑な思いをブログにつづっている。
遠野は8日、舞台の稽古の帰りに立ち寄ったスーパーで、ピンク色のカーネーションが並べられているのを見かけ、母の日だということに気付き、
「母親への想いが日々薄れる近年。
そんな自分がうっすら寂しく感じるほど」
と、思ったのだそう。
女優としてデビューし、バラエティ番組でブレイクした遠野は、2013年に『一度も愛してくれなかった母へ、一度も愛せなかった男たちへ』という本を出版。今年4月には文庫化もされた。その本では虐待や育児放棄などについての記述もあり、過去のブログでは母親との関係について、
「以前から告白している通り、私自身はもう何年も前から母とは絶縁状態にあります。
一切連絡も取り合っていませんし、連絡先も今は知りません」(2014年3月19日)
と、述べている。
しかし遠野はそんな母の夢を、母の日の数日前に見たそうだ。その夢は、
「舞台の上で、セリフを忘れパニックに陥っている私。
そんな舞台上から見下ろしたその先に…おかっぱ頭の母の姿があった。
満面の笑みで私に向かって手をブンブンと振っていた」
というもの。遠野は、
「“実の母”として、“実の娘”として今後彼女と向き合う気持ちはさらさらない」
「会ってしまえば自分がどうなってしまうのか、又精神の病が再発するのではないかと心底恐ろしく思うから。
だからやはり再会は現実的ではない」
と、母親に対する気持ちを説明したが、同時に、
「恨みや憎しみなどは無いのよ。
今となっては本当に心の何処にも見当たらないの」
「彼女に深く関わった“一人の人間”としてこの言葉を。
『どうかお体を大切に…秋美』」
と、母親をいたわるような言葉もつづっている。
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