空前のランニングブームをきっかけに、マラソン大会の新設が相次いでいる。2015年は姫路、横浜、富山、前橋、岡山、金沢など、都市型の市民マラソンが新たに開催される。
東京マラソンを始めとする都市型の大規模なフルマラソンの大会では、もはや風物詩となっているのがコスプレランナーの存在だ。しかし誰でもやっていいわけではなく「コスプレをしていいのはベテランランナーという暗黙のルールがある」と話すのはランニング歴5年でフルマラソン完走の経験もあるUさん。「コスプレをしてフルマラソンに出場していいのは必ず完走できる人。できれば4時間台で走れたら理想」だという。
理由は「ノリノリでコスプレをして目立っているくせに遅かったり、ましてや完走できないなんてカッコ悪いと思うランナーが多いから」とランナーの見栄からくるルールのようだ。さらに「東京マラソンのゴール地点で見学していたときも、コスプレランナーは余裕の人が多い。息を切らして歩いているコスプレランナーなんてほとんど見たことがないですね」という。
ちなみに走りやすいコスプレはスパイダーマンやスーパーマン、戦隊ヒーローなどの全身タイツのものだという。着ぐるみや着物など、蒸れやすく重い衣装は走りにくいので、相当の自信がない場合は避けるべきだそう。
【関連記事】
・
北陸で初のフルマラソン大会「第一回目の大会は注意」
・
マラソン大会での不正 他人のゼッケンで走るのは危険な行為
・
増え続ける皇居ランナーに「初心者は迷惑行為が多い」