マラソン大会での不正 他人のゼッケンで走るのは危険な行為

4月26日(日) 18:26

 米国ミズーリ州セントルイス市で行なわれたGO! St.Louisマラソン大会で、出場者による詐欺が発覚した。

 詐欺の内容は、優勝した選手がマラソンの全距離を走っておらず、途中参加した上で優勝賞金1500ドルをちゃっかり手にしたというもの。ICチップにコースの途中通過タイムが計測されていなかったことや、先頭を走る自転車と共にゴールしたのが2位の選手だったことにより発覚した。

「ここまで悪質なものは実際に見たことはないが、マラソン大会には不正出場している選手が結構いる」と話すのは、フルマラソンやリレー大会、地域の名産物を売りにしたマラソン大会などに参加経験のあるAさん。Aさんのいう不正参加というのは――。

「有名なマラソン大会は、エントリー順だったり抽選だったり、走る権利を得るだけでも大変です。そこで、抽選に外れた選手が、当たった選手からゼッケンをもらって走るという行為がかなりあります」。2人の合意によるものであれば問題はなさそうだが「違う」とAさん。「マラソン大会に申し込む場合、自分の住所、連絡先、緊急連絡先などを申請します。そのゼッケンには個人情報が登録されているわけです。別の人が走って、万が一事故にあったり途中で倒れたりしたら?大変危険な状況が容易に想像できます」。

 そうとは知らずに、たまたま抽選に通ってその日走れなくなった選手がSNSなどで「誰走りたい人いませんか~?」などと気軽に声をかけるパターンは多いようだ。とくにフルマラソンなどは途中で体になにが起こるかわからない。安易な気持ちで他人のゼッケンで走るという行為は絶対にしないようにしたい。

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