歌手のGACKTが、ブログで、23日放送された自身プロデュースのAbemaTVポーカー番組『ヘッズアップポーカー』の制作の裏側をつづっている。
以前からポーカーの国際大会に出場するほどの腕前を持つGACKTだが、今回プロデュースしたのは『ポーカーの面白さをわかってもらうためには?』をテーマにしたした、ポーカー初心者向けの番組。
現在、世界で主流とされているポーカーは10人制のテキサスホールデム。ただ、人数が多くスピード展開も早いため、見ていてもついていけないため、1対1と焦点を絞り、かつ解説実況をGACKTが分かりやすく行うという内容で、23日は山田孝之vs塚本高史だった。
このアイデアが生まれた背景について、GACKTは、
「世界には様々なポーカー番組がある。
だがそのほとんどの番組は、
慣れているプレーヤーにとっては面白いものもあるが、
ゲームをやったことのない人や
ビギナーのプレーヤーにはスピードが速すぎて、
その面白さを理解するところまで到達しない。
まだまだ、
日本のマーケットには伸びしろがあり、
多くの人に楽しさと面白さをわかってもらうために
今回の番組を作ってみた。」
「KLでポーカーの練習をしている時に思いついたものだ。
KLの自宅で
仲間がプレーしている横でボクが解説していた。
すると、
周りで一緒にやっていた仲間が、
『あ~、なるほど…』
と頷いているのを見て
これイケるかも…とスタートしたものだ。」
と、自宅で練習する仲間たちを見て思いついたことを明かす。まだ日本ではポーカー人口は少ない中で、ポーカーの楽しさ面白さを広めるためにも、ビギナーにとってわかりやすく作ることをとにかく意識したといい、
「まずは雛形になるもの、
プレゼン用の映像を自分たちで作ろうと
テーブルの周りにカメラを数台置いて、
撮影、編集しては何度も検証し始めた。」
と、念入りに準備を進めたそう。
またこの番組を作るにあたって、GACKT本人も世界の様々な大会に出て結果を残すことで、ほかのポーカープレイヤーに真面目にポーカーに向き合っていることを理解してもらうことにしたとのこと。
「人の土俵に足を踏み入れる時には、
注意しなければならないことがたくさんある。
かなりセンシティブなことが想像以上にある。
敵を作ることは簡単だが、
味方を作るのは礼儀とスジと努力、
それらの姿勢が必要になる。
中途半端だと思われれば受け入れては貰えない。
だからこそ気合を入れて勉強もする。
アタマを下げて色んなことを教えてもらう。
まあ、
これはどの業界でも同じことだ。
新参者は誤解も生みやすければ、
敵も作りやすく、
潰されてしまうことも少なくない。」
とその道のプロには心からの敬意を示すGACKT。
その結果、
「色んなトーナメントで少しずつ結果を出していることも、
ボクがポーカーをもっともっと知ってもらいたいという気持ちも含めて、
多くの日本のプロポーカープレーヤーの方々が
応援してくれるようになった。」
と、後押ししてもらえるようになったといい、番組自体も、10万視聴数で大ヒットといわれる中で、45万視聴数を獲得した。GACKTは
「日本は世界から見ればまだまだかも知れない。
だが優秀なプレーヤーはたくさんいる。
日本から世界のトップに立つポーカープレーヤーが
この先に多く出ることを心から期待する。
みんな頑張れ!」
と記しており、これをきっかけに日本にポーカーが広まることを期待しているようだ。
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