<離乳食完了?>1歳1ヶ月の子どもが、やわらかい食べ物を嫌がる。もう普通のご飯を与えてもいい?

5月10日(金) 13:25

082_ 子どもの食事・離乳食_むらみ
生まれてすぐは母乳やミルクで栄養を摂っていた赤ちゃんも、生後5ヶ月~6ヶ月頃になると離乳食がスタートしますね。最初は10倍粥から始まる離乳食も、赤ちゃんの成長とともに軟飯へと進み、最終的には大人と同じ普通のご飯を食べられるようになっていくのが一般的でしょう。しかし誰もがスムーズに離乳食が進むかというと、そうとは限らないのが現実ですよね。ママスタコミュニティに投稿をくれたあるママも、わが子の離乳食で頭を悩ませているようです。
『1歳1ヶ月の子どもですが、生後9ヶ月頃からドロドロしたお粥やとろみがついてる物を嫌がり、ご飯をおやきにしてみても、口からべぇーと出して40gも食べません。どの程度ならしっかり食べてくれるのか試したところ、食べるのは軟飯ではなく、もうほぼ普通のお米の固さのものでした。パクパク食べる普通の固さのものを食べさせるのか、少量でも消化のいい軟飯を食べさせるのか、どちらがいいか迷っています』
投稿者さんのお子さんは1歳1ヶ月ですが、9ヶ月頃からお粥やとろみのついた食べ物を嫌がり、固形物を好むようになったそうです。野菜や果物などはやわらかくても食べてくれるそうですが、主食となるお粥を拒否されてしまうことに投稿者さんは困っているようですね。どれぐらいの固さなら食べてくれるのかを試してみたら、大人が食べるのと同じ普通のご飯をお子さんは好んで食べたのだそう。消化の良さを考えて、あまり食べてくれなくとも軟飯を与えるべきか、普通のご飯に移行していくべきかで悩む投稿者さんに、投稿内のママたちが意見をよせてくれました。
うちの子も、やわらかいご飯を嫌がりました

『うちも軟飯嫌いで10ヶ月くらいから普通のご飯を食べてたけど、胃腸の強い健康優良児の中学生ですよ』
『うちもドロドロ系嫌いだった。大きくなっても、好きじゃないって言う。割と嫌いな子いるんだね』
あくまでママたちの経験談からですが、投稿者さんのお子さんと同じように、赤ちゃんの頃に軟飯やドロドロした食べ物が嫌いだったという子どもは決して少なくはないようです。あるママの子どもは、10ヶ月ぐらいから普通のご飯を食べるようになったのだそう。現在は中学生になっているとのことですが、胃腸に問題はなく健康に育っているとのことです。またほかのママの子どもは、赤ちゃんの頃にドロドロした食べ物を嫌がり、成長した今でもやはりドロドロした食べ物は好きじゃないのだそう。人によって好き嫌いはありますから、とろみのついたものや、やわらかい食べ物が苦手な赤ちゃんがいても、不思議ではありませんよね。
月齢に応じた食の考え方
とはいえ月齢をまったく無視した離乳食の進め方は、望ましいとは言えません。
『うちの場合は離乳食や幼児食はすごく丁寧にやったよ。場合によっては消化機能が完全じゃない小さな子に負荷がかかるから。食育は丁寧にするほうがいいと思ってる』
こちらのママは普段、子育てに関しては臨機応変に対応しているそうですが、子どもの食育だけは丁寧に進めていたそうです。投稿者さんも心配していたように、赤ちゃんの頃は消化機能が未熟です。そのため消化の良いお粥から離乳食をスタートして、徐々に幼児食へと移行していきます。その段階を飛ばしてしまうことは、赤ちゃんにとって負担になってしまう可能性もありますよね。とはいえ、投稿者さんのお子さんは現在1歳1ヶ月です。個人差はありますが、生後12~18ヶ月は離乳完了期とされていて、幼児食へと進むステップ期間になっています。この時期、1回の食事量では、穀物は軟飯90g~ご飯80gが目安とされています。お子さんが軟飯より普通のご飯を好むのであれば、食べさせても良い時期とも言えるでしょう。


参考:厚生労働省|授乳・離乳の支援ガイド|Ⅱ-2離乳の支援|2-(6)離乳の進め方の目安


食べたあとの体調を見て判断するのは?

『食べられるならいいんじゃない?下痢するとかなら考えるけど、1歳からは普通のご飯食べさせてたわ』
一般的には、1歳1ヶ月頃なら普通のご飯を与えても問題はないとされています。ただし子どもにはそれぞれ個人差があります。歯の生え具合や舌の動かしかたによっては、うまく噛めなかったり、飲み込めなかったりすることもあるでしょう。投稿者さんのお子さんは普通のご飯をパクパク食べているので、噛む力や嚥下が普通のご飯を食べるには早すぎるということはないのかもしれません。消化が気になるようでしたら、便の様子をチェックしてみるのが良いでしょう。普通の便が出ているようなら、軟飯を卒業しても良いのではないでしょうか。
専門家の意見を聞きつつ、目の前の子どもの反応を頼りに離乳食を進めてみては
赤ちゃんの離乳食がスタートするときは、ママも食べる量や時期などをいろいろと調べてみるものでしょう。しかし育児書やネットの情報を参考にしてみても、必ずしも赤ちゃんがその通りに進んでくれるとは限りません。

筆者の子どもも離乳食期から偏食がひどく、9ヶ月になっても離乳食のほとんどを口にせず、母乳ばかりを欲しがっていました。筆者もいろいろと悩んだ結果、地域の子育て支援センターに連絡をして栄養士さんに実際に子どもの食事を見てもらうという方法を取りました。子どもがお粥などを泣いて拒否する様子を見た栄養士さんからは、「無理に食べさせなくても良いので、まずは子どもが好んで食べるものをあげてみて」とアドバイスをもらい、心が軽くなったことを今でも覚えています。子育て支援センターでは、育児相談や情報提供などの支援も実施されていますので、離乳食の進め方に悩んだときに相談をしてみるのも良いでしょう。また近所の保育園の開放デーなどに参加して、保育士さんから離乳食のアドバイスをもらうという方法もあります。専門家からの意見を聞くことで、考えが変わったり新たな発見があったりするのではないでしょうか。アドバイスや指導を参考にしつつ、わが子の反応を見ながら離乳食を進めてみてくださいね。
参考:厚生労働省|『楽しく食べる子どもに』|地域支援センターからの発信
文・みやび編集・千永美イラスト・むらみ

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