台湾の定番朝ごはんを日本の家庭料理にアレンジ! ペギーさんの「豆乳スープ」/ペギーさんの台湾朝ごはんとおやつ(1)
堪能な日本語での料理教室が日本人旅行者から大人気の台湾料理研究家、ペギー・キュウさん。そんなペギーさんが、料理教室の生徒さんから「日本の食材で作るにはどうしたら?」の問いに応えようと、日本人が家庭で簡単に再現できる台湾レシピを完成させたんだそう!
シンプルなのに美味しい絶品朝ごはんや、ワクワクする見た目のおやつなど、スーパーで買える食材でお手軽に作れるレシピをご紹介します。ぜひお試しを!
※本記事はペギー・キュウ著の書籍『ペギーさんの台湾朝ごはんとおやつ』から一部抜粋・編集しました。
■台湾カステラ
■<古早味蛋糕(グーザオウェイダンガオ)>
焼きたてが一番おいしい台湾カステラ。卵2個でできるからお財布にもやさしい! オーブンから出してすぐ中を割るときの音に耳をすましてください。小さな泡が消えるシュワシュワという音がおいしく焼けている合図です。
■材料(約7×18cmの紙製パウンド型1台分)
卵…2個
サラダ油…25ml
牛乳…25ml
薄力粉…30g
A
・コーンスターチ…小さじ1と1/2
・ベーキングパウダー…小さじ1/8
グラニュー糖…大さじ2
レモン汁または酢…少々
コーンスターチ…小さじ1/2
*卵は卵黄と卵白に分ける。卵白は使う直前まで冷蔵庫で冷やす。
■作り方
1オーブンを120℃に予熱する。
2サラダ油をボウルに入れ、湯せんで75℃まで温める(温度計がボウルに付かないように傾ける)。薄力粉をふるい入れ泡立て器でよく混ぜてから牛乳を加え、さらに混ぜる。卵黄を1個ずつ加え、なめらかになるまで混ぜたら、Aをふるい入れ、よく混ぜる。
3別のボウルに卵白、レモン汁と1/3量のグラニュー糖を加え、ハンドミキサーでほぐすように混ぜる。残りの半量のグラニュー糖を加えて高速で混ぜ、全体が白くふんわりとしたら残りのグラニュー糖とコーンスターチを加え、柔らかいツノが立つまで高速で混ぜ、メレンゲを作る。
43のメレンゲの1/3量を2のボウルに入れ、泡立て器で軽く混ぜてから残りのメレンゲを入れ、ゴムベラで底から大きく返すようにして、ムラなくなめらかに混ぜる。
5紙製パウンド型に4の生地を流し入れ、表面をならす。2~3cmの高さから底を台に2回軽く打ちつけ空気を抜く。
6120℃のオーブンで35分焼いたら、130℃に上げて10~15分焼く。さらに170℃で焼き目が付くまで5~10分焼く。オーブンから取り出し、台の上で一度持ち上げて軽く落とし、型から外す。
店頭で売られているチーズ入りのカステラ。大きな型に流し込んで焼き、ナイフで切り分けたら出来あがり。
■ペギーさんのお楽しみ
■チーズカステラ
<起司古早味蛋糕(チースーグーザオウェイダンガオ)>
チーズを挟んだカステラは台湾っ子の定番おやつ。ほんのり甘い生地の中にチーズの香りと塩けが加わり、リッチな味わいに変身!
【著者プロフィール】
ペギー・キュウ
台湾料理研究家。堪能な日本語での料理教室が日本人旅行者から大人気。2017年、台湾中餐丙級證照(台湾国家試験調理師資格)を取得。士林市場近くのスタジオで料理教室を行うほか、日本で台湾お菓子の店「好日子台菓子」を開店準備中(2024年4月現在)。
著=ペギー・キュウ/『ペギーさんの台湾朝ごはんとおやつ』
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