もしも生まれ変われるなら、男性と女性、どちらを選びますか？ 今現在と同じ性別を選ぶか、別の性別を選ぶか……。あり得ないと思いつつ、ついつい考えてしまう究極の選択！ 今回はパパとママ、それぞれにアンケートを行いました。選んだ答えとその理由に注目です。
もし、生まれ変わるなら……
パパ（男性）の場合

ママ（女性）の場合

「男性」と答えたパパたちは約82％、そして「女性」と答えたママたちが約71％と、今と同じ性に生まれ変わりたいと考えている人が多数派という結果になりました。異なる性別に生まれ変わりたいと考えている人は、意外と少数派！

それぞれ、選んだ理由を伺ってみましょう。
「男性」を選んだパパの意見
女性は大変そう……

●今の生き方にしっくりきているため。また、女性同士の方がコミュニケーション能力がいりそうなので。（男性／32歳／機械・精密機器／技術職）
●女性はいろいろと気にすることが多くて大変そう。お化粧とか、髪型とか、体調の面とか。（男性／32歳／機械・精密機器／営業職）
●女性の方が妊娠・出産を機にライフスタイルが大きく変わるので、大変そうに感じています。（男性／36歳／印刷・紙パルプ／クリエイティブ職）
生まれ変わっても男性がいい！ という理由のひとつに、女性の大変さがあげられました。女性同士の人間関係、社会から求められる身だしなみや立ち振る舞いなどが気になっているようです。また、妊娠、出産、生理など、痛みを伴う経験が多いことにも触れられていました。

男性はアクティブ？

●やはり男性の力強さが気に入っています。肉体的にも食事やお酒に対する耐性があり、体力的にも男性がいいです。（男性／44歳／学校・教育関連／事務系専門職）
●今まで男性として生きてきて、いろいろとチャレンジできる幅が広いと感じるから。（男性／46歳／医療・福祉／事務系専門職）
●旅行が趣味で、いろんなところに気楽に一人旅できた良い思い出があるので。やっぱり男の方が、いろいろ自由に行動できるなという気がするからです。（男性／40歳／ホテル・旅行・アミューズメント／専門職）
生物学的に、男性は女性より筋肉が多く、ポテンシャルの高い肉体を持っています。また、社会的にも優位にあるケースが多く、パパたちは女性よりも男性の方がアクティブで自由な印象が強いようです。
「女性」を選んだパパの意見

●男としての人生はそれなりに遊んだし楽しんだし、次の人生は美女に生まれ変わってちやほやされたいから。（男性／32歳／金属・鉄鋼・化学／技術職）
●女性の大変さと喜びを知りたい。（男性／33歳／金属・鉄鋼・化学／技術職）
●男性では経験できないことを経験してみたいから。（男性／36歳／学校・教育関連／専門職）
一方、生まれ変わったら女性になりたいというパパは、好奇心旺盛なタイプなのかもしれません。今も十分楽しいけれど、もっと違うことを体験してみたい！ という意見が多くありました。美女に生まれ変われるかどうかはわかりませんが、楽しいこともつらいことも一度は経験してみないとですね。
「女性」を選んだママの意見
出産・育児の喜び

●子どもを産んだ喜びを、また味わいたい。（女性／38歳／機械・精密機器／技術職）
●大変なことも沢山あるが、女として愛される喜びや家庭を持ち子どもと密に関われる喜びを感じている。（女性／28歳／学校・教育関連／講師）
●不利なことも多いが、子どもとの関わり方が男性とは違う気がする。（女性／27歳／サービス業／販売職・サービス系）
「生まれ変わっても女性がいい」というママは、出産・育児について肯定的なイメージを持っています。育児は男性も担える仕事ですが、妊娠・出産は女性しか体験することができません。

母と子の特別な結びつきを感じている点で、生まれ変わっても女性になりたい、という気持ちになるのですね。
女性は楽しみもいっぱい

●メイクやファッションを楽しめるから。（女性／42歳／飲食業／販売職・サービス系）
●身体、服、働き方、子育てなどすべてにおいて、男になりたいと考えたことがないくらい、女性であることに満足している。（女性／37歳／情報・IT／クリエイティブ職）
●男性は何かと大変そうだし、女性の方が楽しみが多くてよいと思ったから。（女性／36歳／学校・教育関連／事務系専門職）
男性からしてみれば、面倒に感じるメイクやファッション。これらを楽しめる人は、やはり女性に生まれ変わりたいと感じているようです。

男性と同じく現在の性別を存分に楽しみ、充実した生活を送っている人は、あえて男性になりたいとは考えていません。男性の方が大変そうだと感じている女性なら、なおさらですね。
「男性」を選んだママの意見

●女の人は何かと大変。出産や育児、家事、仕事。やる事が多いのを今わかっているからこそ、次に生まれ変わったら男になって相手の人の気持ちに寄り添ってあげたい。（女性／28歳／食品・飲料／販売職・サービス系）
●環境に左右されず働き続けることができるから。好きなだけ仕事ができるように思う。（女性／39歳／建設・土木／事務系専門職）
●おしゃれ、生理など身体のことについて女性よりも気にすることが少なくて、精神的に楽そうだから。（女性／33歳／小売店／営業職）
「生まれ変わったら男性になりたい」というママのなかには、女性であることに窮屈さを感じている人もいるようです。現代女性は、家事や育児の負担、妊娠・出産によるライフスタイルの変化など、男性よりも制約を受けやすい状況にあります。ただ男性は男性で、不自由なことや面倒なことも多々あるでしょう。答えが出ない＆経験できないからこそ、まさに究極の選択ですね。
まとめ
もしも生まれ変わったら男性になるか、女性になるか、という質問は、案外奥が深いようです。時間があるときに、お互いのパートナーに質問してみてはどうでしょうか。話しているうちに、知らず知らず感じていた不満や喜びがあらわになってくるかもしれません。

お互いの性について理解を深めることで、コミュニケーションの質も上がります。どちらの性別でも、自分らしく楽しい人生を送りたいですね。

マイナビ子育て調べ

調査日時：2023年4月27日～5月3日

調査人数：212人[男性／103人、女性／109人]（22歳～40代まで）

（マイナビ子育て編集部）

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