景気回復の兆しはまだまだ実感できないが、インバウンドや人手不足で好景気に沸く地域は存在し、日本人が日本国内の稼げる地域に移動する「出稼ぎバブル」が起きているという。円安不況を尻目に稼ぎまくっている人々をリポート!
知人のつてで熊本県へ出稼ぎに
半導体バブルに沸く熊本県。外資系工場のお膝元である菊陽町やその近辺の街では、建設業に従事する職人の需要も高い。
大阪の大工職人、清水昭男さん(仮名・39歳)も昨年末に、知人のつてで熊本県へと出稼ぎに行った一人だ。
「全国各地の現場から出稼ぎの誘いがきます」と話す。
25日稼働・出張費込みで75万円の収入
「熊本は半導体バブルの恩恵を受けて収入が増えた現地の人たちが土地を購入し、戸建てを建てることも増えているようです。
もともと大工は高齢化が進み、人手不足だったため、現在は仕事にあぶれることはない。より需要が高い地域だと賃金が上がりやすい。
大工の相場は、実働8時間で日給2万円ほど。新人でも1万6000円くらい。熊本の仕事はさらに実入りがよく、25日稼働・出張費込みで75万円の収入でした」
清水さんのような40代の働き盛りは引く手あまた。若ければ新人でも需要が高く、まさに今が狙い目だ。
★応募条件:
若いと重宝される!新人で日給1.6万円も。
取材・文/週刊SPA!編集部
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