チャレンジし続けることで、成長はできる。楽天グループで働く30代女性の「新しいスキルの身につけ方」

チャレンジし続けることで、成長はできる。楽天グループで働く30代女性の「新しいスキルの身につけ方」

チャレンジし続けることで、成長はできる。楽天グループで働く30代女性の「新しいスキルの身につけ方」

4月26日(金) 11:00

取材・文:ミクニシオリ

撮影:洞澤佐智子

編集:松岡紘子/マイナビウーマン編集部

皆さんは職場の「新しい環境」に対して、どんな印象を持っていますか?部署異動や転職をしなくても新しい業務を任されることがあると思いますが、慣れない仕事には、ストレスもつきもの。そう思うと、いつものルーティンワークをし続ける日々を選びたくなってしまうかもしれません……。

新卒で楽天グループに入社し、幾度かの社内異動を重ね、現在はフリマアプリ「楽天ラクマ」でクリエイティブディレクターを務める江原利佳子さんは「いつもと違う新しい仕事にポジティブに取り組み続ける中で、新しいスキルを手に入れてきた」と話してくれました。

誰もが知る大企業で経験を積んできた江原さん。彼女が描くキャリアは、新しい仕事や目標にどんどん挑戦し続け、できる仕事やスキル、興味を増やしていく 「発掘キャリ」 。グローバルな環境で仕事をしてみたいと思い楽天グループに入社したという江原さんですが、チャレンジできるタイミングがあれば、いつでも自分から飛び込んできたといいます。

■入社3年で2度の異動を経験。新しい仕事は新スキルを身につけるきっかけに

江原さんは、新卒社員として楽天に入社されて、現在12年目とのことですが……これまでのご経歴を教えてください。

入社当時は、楽天市場のECコンサルタントとして楽天市場に出店する店舗様をサポートする業務を担当していました。その後、2度の部署異動を経験しているのですが、1度目は入社2年目の時に新規事業だったメッセージングアプリ 「Rakuten Viber」 の部署へ異動し、営業職からマーケティング職への転換も経験しました。そして、またその1年後に、現在担当しているフリマアプリ 「楽天ラクマ」 の部署に異動してきました。

入社してすぐから、色々な部署に異動されたんですね。大変ではなかったですか?

どちらの部署も自ら希望した異動ではなかったのですが、新しいことにチャレンジできる環境をポジティブに捉えていました。特に、2度目の異動は「楽天ラクマ」のアプリを台湾でローンチさせるプロジェクトチームにアサインされたのですが、楽天に入社したきっかけが 「グローバルな環境で働きたかったから」 ということもあり、より理想とする働き方に近い部署に行けることがシンプルに嬉しかったです。

社会人2、3年目でかなり大きなプロジェクトを動かされていたと思うのですが、重圧は感じなかったですか?

どちらの異動先でも最初は分からないことが多かったので、とにかく不明点はすぐに上司や先輩、周りのチームメンバーになんでも聞くことを意識していました。責任を重く捉えるというよりは 「まずは自分にできることをやろう」 と、前向きな姿勢で取り組んでいました。

台湾のプロジェクトではPMO(Project Management Office)として、台湾でラクマをローンチするプロジェクトを担当し、プロジェクト全体を把握しながらローンチの進行管理を行っていました。

悩むより行動する姿勢、ポジティブですてきですね!現在は「楽天ラクマ」で、どのような業務に携わっているんですか?

台湾プロジェクトはローンチ後に終了したので、その後は日本の「楽天ラクマ」を担当しています。「楽天ラクマ」のユーザーに向けて、アプリをもっと使っていただくための施策を立案し、実際に企画実行するのが、メインの業務です。今はその中でも、特にクリエイティブな制作物に関する部分に興味が出てきたので、クリエイティブディレクターのポジションにいます。

数年間で、いろいろな業務を経験されてきていると思うのですが……新しい仕事には、どのように慣れていきましたか?

新しいことに挑戦してみることが好きなので、あまり構えることはなく、日々の業務の中で少しずつ慣らしていきました。もちろん、慣れないうちは業務時間も延びてしまいますが、そこは仕方ないので割り切っていました。私は 業務に必要なスキルは業務をこなすうちについてくる と思っているので、新しいツールや言語に触れる時は、教本を片手に仕事していました。業務中に新しいスキルを身につけることは、自分の成長にもつながると思っていましたね。

忙しい日々の中で勉強時間を確保するのは大変ですし、業務の中で新しいスキルが身につくのなら、コスパがいいと考えることもできますね。ただ、なかなかそこまで意識高く仕事できる人ばかりではないと思うので、やっぱりすごいです……!

■若いうちから色々な経験を積んだからこそ「得意」が見つかった

色々なご経験を積まれる中で、現在クリエイティブ関係のポジションにいらっしゃるとのことですが、もともとそのようなキャリアを想定していたわけではないのでしょうか。

そうですね。入社当時は漠然と「グローバルな環境で働くこと」を目標にしていましたが、どんな部署でどんな職種として働くのがいいのかまでは、あまり想像できていませんでした。早い段階で色々な職種を経験したことで、自分の興味が向く先を見つけることができ、「楽天ラクマ」内でクリエイティブ方向の業務に舵を切ることができましたし、会社には感謝しています。

部署を異動しながらスキルを増やしていくことは、楽天グループではよくあるキャリアパスなのでしょうか。

同期の中には、新卒時に配属された部署で働き続けている人もいるので、キャリアパスは社員それぞれだと思います。ただ、楽天グループはサービスがたくさんあるので、興味がある方向を見つければ、自分からその可能性を広げながらのキャリア形成がしやすい会社ですね。

江原さん的に、一番大変だった部署はどこですか?

Rakuten Viberと「楽天ラクマ」の台湾ローンチの時のプロジェクトチームは、会議の中で英語を使うシーンが多くて大変でした。マーケティングは専門用語が多いので、コミュニケーションにも苦労しましたし、業務を理解するまでにも時間がかかりましたね。

やっぱり、大変な業務に携わられている時は残業も多いですか?

社会人5年目くらいまでは、残業もそれなりにしていました。大きなプロジェクトが動いていたりするとどうしても稼働は増えますね。ただ、今は仕事にも慣れてきたので、プライベートの時間もしっかり取れています。どの部署で働く時も最初は大変ですが、社歴が長くなるとともに、効率良く働けるようになっていくものなのかな、と先輩たちの背中を見ていて思いますね。

振り返ってみると、若い内に努力しておいて良かったと感じますか?

残業=努力とも思わないですが、サービスのローンチだったり、数値の達成だったりと明確な目標があったので、達成するために必要な時間だったのかなとは思います。

私だったら「なるべく残業はしたくないな」と考えてしまうのですが、仕事で目的を達成していくのが苦ではない人からすると、必要な時間ということになるんですね。

もしかしたら、楽しく働けているからということが大きいのかもしれませんね。楽天は若い内からチャレンジしやすい環境ですし、挑戦をきっかけに、自分もチームに貢献できたという成功体験が積み重なって、 みんなで追いかけている目標を達成したい 、と思えるんです。

チームメンバーを信頼しているんですね。楽天グループの社員は、どんな方が多いと思いますか?

エネルギッシュで明るい人が多いと思います。今は原則週4回出社しているのですが、リアルのコミュニケーションを大切にされる方も多いです。

■「できることをコツコツやるだけ」。その先にある達成感がモチベーション

今後描きたいキャリア像はありますか?

現在は希望していたクリエイティブ職に従事していますが、ずっとこのポジションにいるかは、まだ決めていません。これまで営業、マーケティング、PMO、クリエイティブ職とさまざまな業務に携わりながらキャリアの可能性を広げてきたので、これからも常に新しいことに取り組みながら、新たな目標を立てて前進していければと思っています。

どこかに特化していくというよりは、新しい仕事に挑戦し続けたいのでしょうか。

そうですね。今は「楽天ラクマ」での仕事を楽しんでいるので、サービスがどんどん拡大していく中で増えていく新しい課題にチャレンジし続けたいと思っています。私にとって、 達成感を得続けることは、生きるために必要なモチベーション です。

江原さんなら、どんな仕事でも楽しみながらチャレンジしていけそうですね!

これまで、初めての業務も「できることからコツコツやる」ことで自分のスキルを増やしてきたので、これからも仕事では能動的に行動していきたいんです。今後も、仕事でもプライベートも立ち止まらず、楽しんでいきたいです。

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