『ベルリンファイル』(13)、『モガディシュ脱出までの14日間』(22)などのリュ・スンワン監督が衝撃の実話から着想を得て作り上げた海洋クライム・アクション『密輸 1970』(7月12日公開)。このたび、日本版予告編と場面写真が一挙解禁となった。
【写真を見る】海洋密輸の史実に着想を得た海洋クライム・アクション『密輸 1970』



1970年代の韓国の沖合で密輸犯罪が盛んに行われていたという史実に基づき、密輸を巡る海中サバイバル・バトルを描く本作。海底に沈められた密輸品の引き上げに挑むのは、のどかな漁村で暮らすごく平凡な海女さんたち。過酷な現実を生き抜くため、一攫千金の闇ビジネスに手を染める彼女たちの運命を、波瀾万丈にして予測不能のストーリー展開で映しだす。W主演を務めるのは、奔放で頭が切れるチュンジャ役のキム・ヘスと、責任感の強いジンスク役のヨム・ジョンア。さらに、密輸王クォン役チョ・インソン、チンピラのドリ役パク・ジョンミン、税関のジャンチュン役キム・ジョンス、注目の若手コ・ミンシら新旧の実力派俳優が、四つ巴の駆け引きを繰り広げる。


今回解禁されたのは、密輸に手を染めるジンスクやチュンジャの姿を捉えた日本版予告編。舞台は、1970年代、韓国の港町、クンチョン。ジンスクやチュンジャら海女たちを乗せた船が大海原を進む。勢いよく飛び込んだ彼女たちは手慣れた様子で海深く潜り、アワビを手に取ると思いきや、そこにあったのは金塊。生活のために平凡な海女たちが請け負った仕事は、なんと“密輸”だった。「アワビの代わりに金塊を採れ」の大号令のもと、海中に沈められた密輸品を集めているところへ税関の船が近づいてきて大ピンチに陥ってしまう。そこに「俺を怒らせるなよ」と不敵な笑みを浮かべる密輸王、「捕まえろ」と大勢で乗り込むチンピラ、犯罪摘発に執念を燃やす税関当局が入り乱れ、巨額の金塊をめぐる騙しあいバトルが勃発。しかも仲間だったはずのジンスクがチュンジャに平手打ち。「失敗は許されない」、「私はあなたを裏切らない」と海女さんたちも追い込まれ、海のなかでの最終決戦へと突入していく。しかしそこに、海のギャング“サメ”が近づいてくる…。ヘス、ジョンアらが専門家の元で3ヶ月の訓練を経て体得した素潜りシーンや水中アクション、さらにインソンらの身体を張った格闘シーン盛りだくさんの、生き残りをかけた大乱戦の行方から目が離せない予告編に仕上がった。



あわせて解禁となった場面写真には、韓国トップ俳優たち扮するクセモノ揃いのキャラクターが切り取られている。

1970年代に実際に行われていた海洋密輸の史実に魅了されたスンワン監督が、豪華俳優陣とともに贈る本作に期待が高まる！

文/サンクレイオ翼


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