石原さとみ、吉田恵輔作品に魅了される理由を明かす「主人公が主人公としてフォーカスされてないのがとても好き」

「ミッシング」に主演する石原さとみ

石原さとみ、吉田恵輔作品に魅了される理由を明かす「主人公が主人公としてフォーカスされてないのがとても好き」

4月25日(木) 19:30

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映画「ミッシング」に主演する石原さとみが4月24日、ローソン・ユナイテッドシネマSTYLE-Sみなとみらい(4月26日オープン)のオープニングテープカットセレモニーに出席した。同イベントにはローソン・ユナイテッドシネマ代表取締役社長・清水俊英氏、三菱地所プロパティマネジメント株式会社MARK IS みなとみらい館長・菊田徳昭氏、フレックスサウンドエグゼクティブオフィサー イサック・オレビック氏、ローソン・ユナイテッドシネマ STYLE-S みなとみらい支配人・山田真也氏らも駆けつけた。

【フォトギャラリー】ローソン・ユナイテッドシネマSTYLE-S みなとみらいオープニングテープカットセレモニー&映画「ミッシング」舞台挨拶付き特別上映会の様子

横浜地区に誕生する新映画館ローソン・ユナイテッドシネマSTYLE-Sみなとみらいは、12スクリーン、合計1050席。最大の特徴はフィンランド発の「フレックスサウンド」。この没入型音響体験システムを、全12スクリーン、全シートに導入するの、は世界でも初の試みとなる。

この日は、同映画館で上映予定の作品に出演する豪華キャスト陣のお祝いメッセージ映像を上映。「ミッシング」の石原のほか、「陰陽師0」の山﨑賢人、染谷将太、「バジーノイズ」の川西拓実(JO1)、桜田ひより、「鬼平犯科帳血闘」の松本幸四郎、「帰ってきたあぶない刑事」の舘ひろし、柴田恭兵がお祝いコメントを寄せていた。

特別ゲストとして参加した石原は、シックなドレスに身を包みステージに登壇。「フレックスサウンド」を体験した石原は、その感想について聞かれると「本当に素晴らしかったです。大げさではなく、本当に感動しました。音も、台詞も、息づかいも、鼓動も、感情そのものが全身で感じられる。映画館で観る映画の魅力って“没入感”だと思うのですが、このフレックスサウンドで観る映画は絶対に他では得られない体験です。ここから先、全国から、この映画館に足を運ぶ人が大勢いらっしゃるんだろうなと思いました」と語っていた。

イベント後半では、「ミッシング」特別試写会の舞台挨拶を実施。石原は、常々「ミッシング」について「私にとって宝物のような作品」と公言している。今から7年以上前“変わりたい、自分にできることはもっとあるのではないか、自分の知らないところに行ってみたい、今の自分を壊したい”といった感情を抱えていたといい「そんなときに出会ったのが吉田恵輔作品で、この人だったらわたしを変えてくれるはずだと、なぜか直感で思ったんです」と語る。

「それでお仕事がらみというよりは直接、プライベートでお願いした方が伝わりやすいのかなと勝手に思い、自分で行動に移しました」

当時、吉田監督とは面識がなかったというが、そこから何人かのつてを経て、実際に会うことが叶ったそう。

「どんな役でもいいから出たいですとお願いしたのですが、石原さんはちょっとメジャーなのでイメージが沸かないな、というのと、なんだか都会の匂いがする、といったことを言われまして。だからこそお願いしたいんです、ということで。連絡先だけでも、と言って連絡先を交換させていただきました」

しかしそこからまったく音沙汰がなかった。吉田監督から脚本が送られてきたのはそれから3年後のこと。「連絡をいただいて、本当にマンガのように飛び跳ねました」と振り返る石原。「吉田恵輔作品に出られることが本当にうれしかったし、絶対に学びがあるだろうと思ったんです。とにかくギャンブルのように、石原さとみで、とオファーして下さった、吉田監督の勇気、挑戦が本当に嬉しくて。だからこそ自分にできるのかという不安もありました」と明かした。

石原を魅了する吉田恵輔作品の魅力とはなんのだろう。

「音もそうですけど、匂いが伝わってくるような。ドキュメンタリーのような感覚になってくるんです。そこに生きている人をドキュメンタリーで撮っているように感じられて。主人公が主人公としてフォーカスされてないのがとても好きなんです。主人公にフォーカスが当たると、まわりの人が消されることがあるんですが、吉田作品はそうじゃなくて。悲劇のヒロインじゃないんだよ。あなただけが世界の中心じゃないんだよ、ということが吉田作品を観ると感じられる」

そんな作品だからこそ、主人公の心情に没入できるフレックスサウンドでの鑑賞に期待を寄せているそう。

「本当にこの作品をフレックスサウンドで観たらどうなってしまうんだろうというくらいに没入して観ていただけると。登場人物の感情を得られるだけでなく、体感できるというのはすごく新しい体験。この作品は没入したからこそ、最後にひと筋の光があり、その優しさを最後に感じ取っていただけたら。最後のエンドロールをフレックスサウンドで感じてもらえたら、よりこの映画の良さが体験できるんじゃないかなと思います。是非とも最後の最後までお楽しみください」

「ミッシング」は、5月17日から全国公開。

【作品情報】
ミッシング

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