40代事務職からフリーランスに。未経験者が報酬額アップのためにやったこと

単価アップはコツコツと! フリーランスWebライター初心者のときにやったこと/EKAKI / PIXTA(ピクスタ)

40代事務職からフリーランスに。未経験者が報酬額アップのためにやったこと

4月22日(月) 20:00

単価アップはコツコツと! フリーランスWebライター初心者のときにやったこと
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「Webライターの単価ってどうやって上げていくの?」Webライターを始めようとしている方の中には、このような不安を感じる方もいるのではないでしょうか?

そこで今回は、40代で事務職からフリーランスWebライターに転身した大江かこ(@kakoworks1)さんにお話を伺いしました。

今回の記事では、初心者Webライターだったときに、単価を上げるためにやったことについて教えてくれています。

***

こんにちは!Webライターの大江かこです。

事務職として様々な企業で働いた後、43歳のときに未経験からWebライターに挑戦しました。きっかけはコロナ禍で仕事が決まらず、在宅ワークに興味を持ったこと。

初案件は文字単価0.1円でしたが、Webライティングの基礎を学び、諦めずにやり続けたことで目標の報酬を達成できました。

今は事務職の経験を活かしつつ、Webライターをしながらオンライン秘書やInstagram運用代行など、幅広く仕事をしています。

今回は、私がWebライターになったばかりの頃、単価を上げるためにやったことをお伝えします。単価について不安のある方は、ぜひ参考にしてください!



■実績作りのために、文字単価1円以下の案件にも応募
初心者ライターの頃、最初にやったのはクラウドソーシングサイト(※)で案件に応募することです。

※クラウドソーシングサイト:企業や個人がWeb上で仕事の受発注をするプラットフォーム

Webライターの仕事は、報酬を「文字単価」で考えるケースがあります。たとえば文字単価1円であれば、3,000文字で3,000円の報酬になります。

初心者ライターは「文字単価1円を目指そう」と言われることが多く、私もランサーズとクラウドワークスで、文字単価1円以上の案件に絞って応募していました。

しかし20件ほど応募しても1件も受注できず……唯一オファーのあった文字単価0.1円の漫画のレビュー記事を書く日々が続きます。

それというのも、実は文字単価1円以上の案件は倍率が高く、1案件に対して20〜30人のライターが殺到している状態だったのです。

そんなとき、とある先輩ライターのブログに「文字単価1円以上の案件は人気が高いので、0.7円程度の案件に応募すると良い」という一文を見かけます。

私は早速ランサーズやクラウドワークスで案件を検索し、文字単価0.7円の案件に応募しました。すると1円以上の案件に比べて応募者が少なく、すんなり受注できたのです。

当時私が受注した英語学習の記事執筆の場合、応募者は私を含めて3人だけ。しかも全員が初心者ライターでした。

文字単価1~1.5円の案件に比べると、0.7円は低いな......と思うかもしれませんが、実績がなければ今より良い条件の仕事には受かりにくいです。

だから初心者のうちは、文字単価にこだわりすぎないことも大切。低すぎる文字単価の案件は避け、実績作りのために0.7円程度の案件にも目を向けてみるのがおすすめです。



■実績を貯めて、文字単価1円以上の案件に応募
次にやったことは、実績を貯めて文字単価1円以上の案件に応募することです。

クラウドソーシングで仕事をすると、完遂した案件がプロフィール欄に実績として表示されます。

さらにライターと発注主の双方が、相手を総合的に採点する「評価制度」を取り入れているのも、クラウドソーシングの特徴です。

既存の発注主から高い評価を得ていれば、他の発注主に対して「仕事がやりやすいライターである」とアピールできます。

きちんと仕事をしていれば、悪い評価がつくことはほとんどありません。そのため、ひとつひとつの仕事に対して、丁寧に取り組むことが大事です。

また執筆した記事の数が増えれば、応募文の内容を徐々に充実させられます。

今まで執筆した記事に記名記事(※)がなかったとしても、応募文には「〇〇ジャンルの記事を10記事執筆しました」と記載できるからです。

※記名記事:自分の名前が掲載される記事、メディア名や記事のURLを実績として公開できる

私は実績が5~6件ほど貯まってから、文字単価1.3円の旅行記事に応募し、受注が決まりました。

その後月8本の納品を3か月継続し、発注主から単価アップの申し出をいただけたのです。コツコツ執筆に取り組んだことで、1.3円から1.8円に文字単価が上がったのは、とても嬉しい経験でした。

実績が貯まると、今よりも文字単価の高い案件に挑戦しやすくなります。さらに既存の発注主からも信頼を獲得でき、結果的に文字単価アップにつながるのです。



■教材や人脈を活かして、文字単価アップ
教材や人脈を活かして、文字単価アップ

ここではWebライター向けの有料教材と、人脈を活かして文字単価がアップした経験を紹介します。

まず有料教材の内容をひと通り勉強した後、特に苦手だった「構成のつくり方」を重点的に学習し直しました。構成は記事制作の重要な部分なので、苦手を克服したかったからです。

やったことは、教材内の「構成作成の実演動画」を繰り返し見たこと。作成時の考え方や手順を頭に入れるため、6~7回は復習したと思います。

そのお陰で構成作成に対する苦手意識がなくなり、記事の質が向上しました。

すると、それまでは構成が決まった状態で原稿を執筆することが多かったのですが、構成作成から任せてもらえるようになったのです。その結果、平均で1.6円~2円程度の文字単価で受注できるようになりました。

また教材の受講がきっかけでライターチームに所属でき、人脈も広がりました。

クラウドソーシング経由で受注した案件よりも、人脈を活かして獲得した案件の方が、文字単価は高い傾向にあります。さらに発注主の人柄を知った上で仕事ができるので、記事制作に対するモチベーションも高まるでしょう。

今はSNSのつながりから、交流が生まれることも少なくありません。私自身も日々の学びについてXで投稿していたところ、DMから仕事を依頼されたことがあります。

コツコツ文字単価を上げていくためには、今持っているものを活かすことが大事。仕事のひとつひとつを丁寧にこなすことで、さらにスキルや人脈が増え、文字単価アップにつながっていきますよ。





***

今回は初心者Webライターのときにやったことを大江かこさんに伺いました。単価アップの軌跡が分かるお話しでしたね。

フリーランスWebライターになったからと言って、いきなり高単価な案件を受注できるわけではありません。目の前の案件を丁寧にやることで実績が貯まり、より高い単価の仕事に挑戦できます。

これからフリーランスWebライターになりたいと考えている人は、大江かこさんのお話しを参考にしてみてください!







▶プロフィール
大江かこ
フリーランスWebライター。20年以上事務職として様々な企業で働くも、43歳でWebライターへ転身。現在はWebライター・オンライン秘書・Instagram運用代行と幅広く活躍中。人をサポートする仕事が好きです。





文=YY


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