家賃補助75万円でも1LDKが限界!夜飲みに行くなら1万5000円は覚悟!アメリカで働く日本人の厳しい生活

駐在日本人の味方コストコでも、生活用品の値上げが進行。特に紙製品がヤバいという

家賃補助75万円でも1LDKが限界!夜飲みに行くなら1万5000円は覚悟!アメリカで働く日本人の厳しい生活

3月28日(木) 7:00

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駐在日本人の味方コストコでも、生活用品の値上げが進行。特に紙製品がヤバいという

駐在日本人の味方コストコでも、生活用品の値上げが進行。特に紙製品がヤバいという

インフレ(物価高)は日本だけの話じゃない。......というより、欧米はもっとヤバい。そして円安もヤバい!?多くの日本企業が拠点を置くアメリカで、ダブルパンチに泣く駐在日本人のリアルな声をお届けします。

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■家賃相場は75万円! 2021年が4.68%、22年が7.99%、23年が4.08%。

この数字は、直近3年間のアメリカのインフレ率だ(IMF調べ、23年は10月時点の速報値)。3年間で17.66%の物価上昇だ。同期間の物価上昇率が5.54%の日本とは大きな差がある。

さらに、円安の進行もすさまじい。21年1月1日には1ドル≒103円だったのが、最近は1ドル≒150円前後だ。インフレ率の差と円安の進行を単純計算でかけ合わせると、日本の「円生活者」にとってアメリカの体感物価はここ3年で1.6倍以上になったことになる。

当然、日本企業から給料をもらいアメリカに赴任している人たち(特に家族同伴)の生活も厳しい。サンフランシスコのシリコンバレーで働くAさん(金融企業勤務)はこう嘆く。

「とにかくキツいのが家賃です。うちの会社は5000ドル(約75万円)の家賃補助がありますが、それでも中心地付近だと、日本でいう1LDKが限界。リモートワーク中心になったことでビジネス街では店が次々に閉まって失業者が増え、治安が悪化しているので、どこにでも安心して住めるわけではないのですが......」

インフレの嵐を受けて低所得者向けの食糧配布もしばしば行なわれている

インフレの嵐を受けて低所得者向けの食糧配布もしばしば行なわれている

サンフランシスコ郊外に家を借りるエンタメ企業勤務のBさんも......。

「近所では、2ベッドルーム2バスルーム(同2LDK)の家賃相場が5000ドル(約75万円)前後。しかも毎年更新があるので、そのたびに家賃が上がり、引っ越し先を探さなければならないのがストレスです。

物価高の例を挙げると、数年前に5ドルだった日本製の冷凍讃岐うどんは9ドル(約1350円)に。トイレットペーパーは今、コストコで30ロール25ドル(約3750円)前後です。

外食では、ラーメンは単品で『20ドル(約3000円)の壁』という感じですね。つい先日はふたりで特製つけ麺2、唐揚げ1、ポテトサラダ1の注文で、税金とチップ込みで80ドル(約1万2000円)を超えました。近所の日本人経営のすし店ではウニが1貫19ドル(約2850円)、トロたく巻きが1個25ドル(約3750円)です」

サンフランシスコよりも物価指数が高いニューヨークで働く日本人Cさんにも聞いた。

「マンハッタンにワンルームを借りていた同僚は、更新で家賃3350ドルから4154ドル(約50万円→約62万円)への値上げを要求されました。また、うちは子供を私立のプリスクール(日本の幼稚園年代)に入れていますが、その費用もここ4年で40%近く上がったようです。

日本に帰ると、特に安いと思うのはやはり食です。ニューヨークではチップも含めると、贅沢しなくてもランチは20~25ドル(約3000~3750円)は絶対にかかりますし、夜飲みに行くなら100ドル(約1万5000円)くらいは覚悟していきますから」

日本に帰ったら思う存分食べてください!

写真/時事通信社

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