教育評論家でタレントの尾木ママこと尾木直樹氏（69）が、14日以降発生している、熊本県を中心に発生している地震を受けて、子供の心を地震から守る方法を自身のブログで伝えている。尾木氏は、

「・被災者、そうでない地域でも激しい横揺れ、家屋倒壊、土砂崩れのテレビ映像は見せないで下さいね
・避難所にいると情報過多から心身症状が出始めます
・頭痛、吐き気、打ち身、お漏らし、夢などいろんな症状が出始めます」

と具体的な対処法と、懸念される事項を紹介。子どもは大人と比較できないほどストレスを貯めるとしたうえで、手を握ったり肩をたたいてあげたりなどスキンシップを取るよう促した。

さらには添い寝をして状況は分かりやすく説明し、訴えを聞いてあげることなど、被災した子供への向き合い方を解説している。地震や津波の後で、子供がトラウマを抱えてしまうというケースは実際にあり、雨の音やお風呂の水面におびえるといった症状がみられることがある。

こうした震災における子供のケアについては、新潟青陵大学大学院教授の碓井真史氏も、東日本大震災の後に自身のHPで紹介していた。その時は「子どもたちは、遊びを通して、学び、いやされていきます。できれば、場所や道具を用意して、遊ばせてあげましょう」や「無理をさせない」などを挙げていた。

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