TwitterやFacebookなどのSNSで、他者からの反応を得ることで自分の存在をアピールでき、その瞬間、承認欲求が満たさせる。どんどんハマっていき、依存状態になってしまう若者が時おり問題視されている。

　日本だけでなく海外の若者も「いいね！」をたくさんもらえる方法を画策しているという。台湾で、ブロガーとして活躍する男性に台湾のSNS事情を聞いた。「ブログやFacebookで注目されると、それがビジネスに繋がるパターンが多くあります。そのために多くのPVや“いいね！”を獲得したい。ただ承認されたいのではなく、お金を稼ぎたいと考える人が多いような印象を持っています」という。

　PVや“いいね！”を獲得するためには「毎日更新するのはもちろん。ビジネスにするためには同じジャンルのことを永遠に書くことですね。料理とか観光とかファッションとか」。それは日本でも同じようだが、内容以外のことでいいね！を集める場合も。「キレイな女性のSNSには人が集まりやすい。そういう人は『“いいね！”を押してくれたら、自筆のハガキを送ってあげるわよ』とか『私物をプレゼントするわよ』とか、もので注目を集めることもあります」。台湾では個人のブログが雑誌やテレビと同じレベルの媒体として扱われているようで、フォロワー数が多くなれば、その専門家になる道が開ける可能性が出てくる。

「承認欲求を満たしたい」と、注目を集める記事を試行錯誤する程度の日本の若者はまだそれほどギラギラしていないのかも。

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