ガチャピンさん（恐竜のこども＝5歳）のルーツの一部が福井県立恐竜博物館の特別館長・東洋一先生によって解明された。ガチャピンさんがブログで明かしている。

　元々ガチャピンさんの背中には剣板があり、これはステゴサウルス等と共通しており、ガチャピンさんは「ぼくも剣竜類の仲間かもしれません」と昨年9月に明かしていた。その後東先生の研究により、以下が分かった。

“ぼくの背中についている5枚の背びれは、ステゴサウルスなど、剣竜類の骨板の特徴と似ている。ぼくの腕についているエネルギーボールは、スケリドサウルスなどの装盾（そうじゅん）類の特徴と似ている”

　剣竜類であることが分かったところで、そこから絞り込みに入っていくわけだが、南の島で生まれたガチャピンさん、という事情を考えるとアフリカ大陸で発掘された「ケントロサウルス」とインドで発掘された「ドラビドサウルス」が可能性として挙げられた。

　この2種類の剣竜はステゴサウルスよりも小さかったようで、これを受け「だからたぶん、ぼくの祖先は剣竜類のケントロサウルスやドラビドサウルスに近い恐竜だ」とガチャピンさんは結論づけた。

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