黒岩英臣
くろいわ・ひでおみ指揮者
1942年、東京生まれの指揮者。桐朋学園大学指揮科で齋藤秀雄に師事。1964年、同大学弦楽オーケストラのアメリカ公演に指揮者として同行。1965年同大学卒業後に修道士となり、神学、哲学、ラテン語、ポリフォニーなどを学ぶ。1976年より再び音楽に専念、東京都交響楽団ファミリー・コンサートを指揮し、一躍脚光を浴びた。自らが敬虔なキリスト教徒であることから、宗教音楽に造詣が深く、オラトリオ、レクイエム、ミサ曲等での名演を重ねている。九州交響楽団常任指揮者、神奈川フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者、関西フィルハーモニー管弦楽団常任指揮者を歴任。2000年には、J. S. バッハ没後250年を記念して「マタイ受難曲」を指揮し、絶賛された。2001年より山形交響楽団常任指揮者に就任。