ピアニスト。1969年、東京芸大在学中に毎日NHK音楽コンクール第1位を獲得。卒業後、ロサンジェルスで矢代秋雄のピアノ協奏曲をアメリカ初演し、好評を博す。ワルシャワ音楽院を経て、国立リスト音楽院でピアノをカドシャ・パールに、室内楽をタートライ・ヴィルモシュに師事。帰国後は、ソリストとして活躍する一方、室内楽の分野でも高い評価を得ている。また、日本の現代作曲家の作品の初演も数多く手掛け、1991年には、パリとローマで邦人作品によるリサイタルを開催するなど、海外への紹介にも尽力している。