沢井一恵
さわい・かずえミュージシャン
1941年1月1日生まれ、京都府出身の箏曲家。東京芸術大学音楽学部卒。8歳より箏曲を宮城道雄に師事。79年に夫の沢井忠夫と沢井箏曲院を設立し、現代邦楽の第一線で活躍。全国縦断“箏遊行”や一柳慧、吉原すみれとの現代音楽コンサート〈トライアングル・ミュージック・ツアー〉、ニューヨーク、ウィーン、パリなど欧米各地の音楽祭からの招聘、若手ほか異色の組み合わせによる共演や即興演奏、小学校や養護学校でのレクチャーコンサートなど国内外で多彩な活動に着手。モスクワ国立管、五嶋みどりほかとの共演や佐渡裕指揮、坂本龍一作曲「箏協奏曲(箏とオーケストラのための協奏曲)」を世界初演など、進取に富む活動を展開。