桐五重奏団
きり・ごじゅうそうだん音楽ユニット・グループ
1974年、日本で初めて行われた室内楽コンクール(齋藤秀雄賞受賞)を契機に結成された。「桐」の名前はメンバー全員が桐朋学園大学出身であることに由来しており、通常ソリストとして活躍している一級の演奏家ばかりである。優れた技量と幅広いレパートリーで充実した演奏活動を続け、年に一回の定期演奏会では珍しい曲も取り上げており、数少ない本格的なピアノ五重奏団として絶賛を博している。発足時のメンバーは弘中孝(p)、久保陽子(第1ヴァイオリン)、永田邦子(第2ヴァイオリン)、店村真積(va)、藤原真理(vc)であったが、現在はチェロが安田謙一郎を経て毛利伯郎に、第2ヴァイオリンが恵籐久美子を経て中村静香に替わっている。