曽我部清典
そかべ・きよのりミュージシャン
1952年、愛媛県生まれのトランペット奏者。東京芸術大学音楽学部卒業。中山富士雄、北村源三に師事し、卒業後、上野の森ブラスのコンサートマスターを20余年勤めた。一方、在学中から近藤譲音楽監督の現代アンサンブル、ムジカプラクティカの主要メンバーとして内外の現代音楽の演奏に携わり、1994年以降、全国各地で現代作品を中心としたソロ・リサイタルも開催している。また、音の可能性を広げるために、新しい楽器や音具の開発にも力を注いでおり、中でもスライドつきトランペット「ゼフュロス」は、多くの作曲家の注目を浴び、この楽器のための作品も生まれた。2001年にはロンドン、パリ、ブリュッセル、ローマ、ベルリン 、カイロなどでソロ・リサイタルを開催し、好評を博した。