1940年、福岡生まれのピアニスト。2003年4月22日没。桐朋音大ピアノ科卒。1964年にドイツに留学。シュトゥットガルト国立音楽大学にてエアフルト、ロイターに師事。1年後フライブルク国立音楽大学に移り、ピヒト＝アクセンフェルトのもとで研鑽を積み、同大学を首席で卒業。ケルンでデビュー・リサイタルを開いた後、ミュンヘン国際コンクール入賞。1974年、東京でシェーンベルク生誕100年を記念してピアノ曲全曲演奏会と録音を行ない、高く評価される。12年間ドイツで教育・演奏活動を行ない、1976年に帰国、NHK交響楽団を初め主要なオーケストラとの共演、全国各地でのリサイタル、録音など、多彩な活動を展開。1998年に出版された著作『ピアノ奏法』は好評を博し、2000年にはビデオも発売された。