バリリ四重奏団
ばりり・しじゅうそうだんオーケストラ
1945年、当時ウィーン・フィルの副コンサートマスターを務めていたワルター・バリリ(1951年にコンサートマスターに就任)を中心に、3人の首席奏者を加えて結成された四重奏団。楽友協会のブラームス・ザールでデビュー・コンサートを開き、第2次大戦中及び戦後の困難な時期にもかかわらず、忘れられない名演を残した。初期のメンバーは第2ヴァイオリンのオットー・シュトラッサー、ヴィオラのエルンスト・モラヴェッツ、チェロのリヒャルト・クロチャックだったが、1959年に活動を中止するまでにすべて交代した。