ニコライ・ゲッダ
にこらい・げっだ声楽家
1925年7月11日、スウェーデンのストックホルム生まれのテノール歌手。父はロシア人でドン・コサック合唱団のバス歌手であった。ストックホルム王立歌劇場オペラ学校で学び、同劇場でデビューを飾る。52年、クリスティーネ・ニルソン声楽コンクールで優勝。その美声は早くからカラヤンにも認められ、53年「ドン・ジョヴァンニ」のオッターヴィオ役でスカラ座にデビューしたのを皮切りに、54年「オベロン」のヒュオン役でパリ・オペラ座、55年「リゴレット」のマントヴァ公役でコヴェントガーデン王立歌劇場、57年「ファウスト」のタイトル・ロールでメトロポリタン歌劇場と次々とデビューして、名声を高めていった。7ヵ国語に堪能で、オペラはもとよりオペレッタ、宗教曲、歌曲とレパートリーも驚くほど広く、その甘美なリリック・テノールで世界的に活躍した。
- 出身地
- スウェーデン・ストックホルム
- 誕生日
- 1925年7月11日
- 星座
- かに座