初めての出産を終えた後、私はまだ慣れない育児に追われながらも、「義父母にも早く孫を会わせてあげたい」という気持ちでいっぱいでした。義母もずっと楽しみにしてくれていたため、産後間もない時期ではありましたが、私は夫と一緒に子どもを連れて義実家へ向かったのです。しかし、そのとき義父から言われたひと言が、今でも忘れられません。
楽しみにしてくれていると思っていたのに…
義実家へ着くと、義母はとても喜んでくれました。「やっと会えた!」と笑顔で迎えてくれた姿を見て、私も少し安心していました。ところが、その横にいた義父はどこか反応が薄く、赤ちゃんを見てもあまり表情が変わりませんでした。
そしてしばらくして、義父は淡々とこう言ったのです。
「生まれたばかりの子は、まだ性格もわからないし話もできないから興味がないな」
さらに、「会話できるようになったら、また連れてきて」と続けました。
産後の私は大きなショックを受けて…
私は、その言葉を聞いた瞬間、「え…今なんて?」と頭が真っ白になりました。産後で体もまだ十分に回復していない中、「孫を見せてあげたい」という思いで会いに来ていたからです。
もちろん、義父に悪気があったのかはわかりません。ただ、そのときの私は心に余裕がなく、「そんなふうに思っていたんだ……」と深く傷ついてしまいました。
帰宅後は夫に「もう会いたくない」と愚痴をこぼしたこともあります。
義母から聞いた「義父の本音」
後日、義母からこんな話を聞きました。義父は仕事が忙しく、自分の子どもが生まれたときも、育児にほとんど関わることができなかったそうです。そのため、「赤ちゃんにどう接すればいいかわからない」のだと話していました。
それを聞いて、少しだけ気持ちが落ち着きました。たしかに、義父は不器用なだけで、どう接していいかわからなかったのかもしれません。
今では義父のほうから連絡が
その後、子どもは少しずつ成長し、よく笑うようになりました。体もしっかりしてきて、抱っこもしやすくなったこともあり、今では義父のほうから
「また会いたい」
と連絡を来れるようになっています。
あのときは本当にショックでしたが、時間がたって見えてくる相手の気持ちもあるのだと感じました。
まとめ
出産直後は、体だけでなく心もとても敏感な状態なのだと改めて感じた出来事でした。だからこそ、何げないひと言でも深く傷ついてしまうことがあるのだと思います。
一方で、相手にも「どう接したらいいかわからない」という不器用さがある場合もあるのだと、後になって気付かされました。
今では笑い話のように振り返れる部分もありますが、当時の私はそれほど余裕がなかったのだと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:茶畑より子/30代女性・会社員
イラスト:おーちゃん
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年5月)
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