「おなかが痛くて動けない」妊娠7週に襲った異変。救急搬送された私が告げられた病名【医師解説あり】

「おなかが痛くて動けない」妊娠7週に襲った異変。救急搬送された私が告げられた病名【医師解説あり】

6月15日(月) 15:25

妊娠初期は体調の変化が多い時期ですが、ある日突然、立っていられないほどの腹痛に襲われました。おなかの赤ちゃんが心配で救急車を呼ぶことに。結果的にその判断が、自分の体も赤ちゃんも守ることにつながりました。【医師解説あり】 妊娠7週、突然の強い腹痛 妊娠7週のころ、急に立っていられないほどの腹痛が起こりました。冷や汗が出るほどの痛みで、 「赤ちゃんに何かあったのでは」と不安に 。迷いましたが、すぐに救急車を呼び、病院へ搬送してもらいました。 診察の結果、医師から告げられたのは 卵巣嚢腫茎捻転 (らんそうのうしゅけいねんてん)の可能性でした。これは卵巣にできた嚢腫(のうしゅ/袋状の腫れもの)がねじれ、血流が悪くなる状態で、放置すると卵巣が壊死(血流が途絶えて組織が傷むこと)することもあると説明されました。 急きょ開腹手術へ 緊急性が高いとのことで、急きょ開腹手術(おなかを切っておこなう手術)となりました。妊娠初期ということもあり、赤ちゃんへの影響が心配でたまりませんでした。しかし、早めに搬送されたこともあり、 卵巣自体は壊死する前に処置ができ、卵巣嚢腫だけを摘出 することができました。 赤ちゃんも無事と聞いて、ようやく安堵 手術後、「赤ちゃんも無事です」と伝えられたとき、全身の力が抜けました。不安と恐怖でいっぱいだった時間が、ようやく終わった瞬間でした。あのとき救急車を呼ぶことをためらっていたら、結果は違っていたかもしれません。 まとめ 妊娠中はささいな体調変化にも不安を感じやすいものですが、あのとき「おかしい」と思った直感を信じてすぐに受診したことが、自分と赤ちゃんを守る大きな分かれ道になったと感じています。 予期せぬ痛みや異変に襲われたとき、迷わず助けを求める勇気を持つことが、大切な命を守ることにつながるのだと身をもって学びました。 医師による解説:妊娠初期は卵巣が腫れやすい状態 立っていられないほどの激痛や冷や汗は、体が発する緊急事態のサインです。妊娠初期には一時的に卵巣が腫れることがありますが、多くは自然に小さくなります。今回のケースのように、腫れが原因で卵巣がねじれる「茎捻転(けいねんてん)」に至るのは非常に稀ですが、放置すると卵巣の壊死(えし)につながるため注意が必要です。 冷や汗が出るほどの強い痛みがある場合、救急車を呼ぶのは正しい判断です。少しでも心配なことがあれば、まずは産婦人科に電話などで相談してください。診察の結果「異常なし」であっても、産婦人科医がマイナスに思うことは決してありません。我慢をせず医療機関を頼ることが、ご自身の体と赤ちゃんの命を守ることにつながります。 ※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。 ※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。 監修:國見幸太郎先生(山城公園レディースクリニック 院長) 著者:小中野たまこ/30代女性・会社員 イラスト:はせがわじゅん ※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年4月) 監修者:医師 山城公園レディースクリニック 院長 國見幸太郎先生 徳島市で診療する産婦人科医。日本産科婦人科学会専門医、日本女性医学学会女性ヘルスケア専門医。更年期医療やホルモン補充療法、フェムテック領域を中心に、女性のライフステージに寄り添った診療をおこなう。予防医療の啓発や地域医療への貢献にも注力し、講演・執筆を通じて正確で実践的な医療情報の発信に取り組んでいる。 【関連記事】 「最上階なのに?」騒音から逃れた新居に予期せぬ事態と高すぎる勉強代<新居騒音トラブル> 「切らずに治療できる」医師の説明で見えた、新たな希望とは<ワキガ治療で搬送された話> 「辞めるなら用済みか」退職を伝えると、店長が豹変。出勤のたびに罵声<パワハラ店長>

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