40代の友人Aさんの夫は、義父の会社を継ぐために地元に戻り、慣れない仕事に奮闘。しかし、なかなか成果が上がらず苦戦していました。Aさんは毎晩栄養バランスを考えた食事を作り夫を支えていましたが、ある日、義母が突然Aさん宅を訪問。夫の成績不振をAさんの手料理のせいにして、暴言を吐きます。耳を疑う言葉に悔し涙のAさん。しかし、そこへ思わぬ救世主が現れて……。
仕事に苦戦する夫を気づかい料理で支える妻
40代の友人Aさんは、夫と小学1年生の息子Bくんの3人暮らし。地元を離れて生活していたAさん一家でしたが、将来的に義父の営む住宅リフォーム会社を継ぐため、夫の地元に引っ越してきました。
夫は、勤めていた食品メーカーを退職し、2カ月前に義父の会社に営業社員として入社。慣れない仕事に苦戦しながらも頑張っている夫をAさんは支えていこうと思っていました。
料理が得意なAさんは、帰りの遅い夫の体を気づかい、栄養バランスやカロリーに考慮した料理を毎晩用意。夫はいつも「Aも仕事が忙しいのに、毎日おいしいごはんをありがとう」と感謝し、笑顔を見せていました。
しかし、Aさんの献身的なサポートとは裏腹に、
夫の営業成績は思うように伸びません
。引っ越したばかりで周囲に相談相手もいない中、Aさんは自分にできる最大限のサポートを続けようと、毎日必死に台所に立ち続けていたのです。
「これじゃ力も出ない」義母の暴言に悔し涙
ある日、Aさんが仕事から帰宅し夕食の準備に取りかかろうとしていると、義母から電話。Aさんが出ると、義母は「今週末、そっちに遊びに行っていいかしら? Bくんにもしばらく会えていないし」と言います。週末、夫は仕事で不在でしたが、Aさんは快く承諾。自宅で義母と一緒に夕食をとることになりました。
週末になり、Aさん宅を訪問した義母は、久しぶりに会うBくんと楽しそうに過ごしています。その様子を見ながら、Aさんは急いで夕食の支度。準備ができ、Aさんは2人に声をかけました。
すると、義母はテーブルに並んだ料理をまじまじと見つめ、突然「こんなことだろうと思ったわ! 」と吐き捨てたのです。続けて義母は
「主人から息子の成績が伸びないって聞いてたけど、こんな料理ばかりじゃ力も出ないわ」
とあきれた表情を見せました。
義母の言葉に最初は驚いていたAさんでしたが、次第に怒りが込み上げます。そして、悔し涙を浮かべ「栄養面は十分気を付けて食事を作っています」と反論しました。
しかし義母は聞く耳を持たず
「あの子は昔から勉強もスポーツも何でもできる子だったのよ! なのに営業成績が悪いだなんて……。支える側の食事が悪いに決まってるわ!」
と声を荒げるばかりです。
「ママのおかげだ!」純粋なひと言に戦意喪失
義母の理不尽な言いがかりに、言葉を失うAさん。すると2人のやりとりを黙って聞いていたBくんが突然、「おばあちゃん、違うよ! 間違ってるよ」と声を上げます。そしてBくんは
「最初はみんな失敗するって先生も話してたよ。それに僕、この前の漢字テストで90点取れたんだ! ママのおいしいごはんのおかげだ!」
と満面の笑みを見せました。
さらに「ママのごはんは世界一だよ。文句を言うならおばあちゃんは食べなくていいよ」と言い切ったのです。
自分の努力を一番近くで見ていた息子の言葉に、Aさんはうれしさから、さらに涙があふれます。義母は、孫から予想外の叱責を受け、バツが悪そうにしていましたが、
「そ、そうだったのね……おばあちゃん、用事を思い出したからもう帰るわね」
と動揺した様子で、そそくさと家を後にしました。
その後、帰宅した夫にAさんがこの一件を話すと「俺の実力不足をAのせいにするなんて許せない」と即座に義母へ電話し、猛抗議。電話口で義母は「ごめんなさい……」とか細い声で謝ったそうです。
まとめ
孫と息子の2人から叱られたことが相当効いたのか、その後、義母がAさんに理不尽な言いがかりをつけてくることはなくなったそうです。仕事に慣れた夫は徐々に営業成績を伸ばし、Aさんの献身的な努力は報われました。
人は知らない所で努力を重ねているものです。自分の勝手な価値観や決めつけで、安易に相手の頑張りを否定することは避けたいもの。もし、周囲に心無い言葉をかけられている人がいたら、まずはその努力を認め、寄り添える存在でありたいと強く思った出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
著者:一ノ瀬なつき/30代女性。1人娘とマイペースな夫と暮らす。肌のエイジングにあらがい、さまざまなスキンケアを試している。
マンガ:山口がたこ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年3月)
【関連記事】
「誕生日に洋服贈るね」趣味も同じ大親友。好みが重なり始めて生じた小さな異変<マネする友だち>
「右脳を使いすぎ?」右側に密集する白髪。AIの回答を50代の私が疑う<アラフィフの日常>
「きっと大丈夫…」美容師に画像を見せてヘアスタイルをオーダーした結果<五十路日和>