和葉さんは、夫・健斗さんと拓斗君の3人家族。妊娠を機に仕事を辞めて専業主婦になった和葉さんは、家事・育児をひとりでこなしています。
ある日、拓斗君が発熱。小児科を受診したところそのまま入院となり、和葉さんはひとりで入院の付き添いをすることになりました。拓斗君はロタウイルスと突発性発疹の2つにかかっていたと診断され、4日間の入院生活を経て退院します。
しかし、退院後も下痢が続き、別の病院を受診すると経過観察のため再び入院することに。今回の入院では、母乳も含めて絶食をしなければなりません。和葉さんは、入院準備をするため健斗さんに2時間ほど付き添いを交代してもらいます。急ぎ準備を終えて病室に戻ると、健斗さんは「泣きっぱなしだった」と怒りを露わにし、病室から出て行ったのでした。
※ロタウイルスは、嘔吐や下痢、発熱などを起こす乳幼児期にかかりやすい胃腸炎です。白っぽい便が見られることもあり、症状が強い場合は脱水に注意が必要です。水分がとれない、ぐったりしているなど気になる様子があれば、早めに医療機関へ相談しましょう。
※突発性発疹は、乳幼児に多くみられる感染症で、高熱が3~4日ほど続いたあと、熱が下がるのに前後して発疹が出ることが一般的です。異常を感じた場合は、早めに小児科を受診しましょう。
息子が退院?妻から連絡がこない夫
空腹で泣き喚く拓斗をあやしながら夜を明かし、今回の入院付き添いでも私は疲労困憊で……。
その後、無事に拓斗君の下痢が治まり、2度目の入院生活も4日で退院できることになりました。
一方、拓斗君を和葉さんに押しつけ、連絡もしなかった健斗さんは……友人を誘い、飲みに行こうとしていました。
拓斗君の退院を知る友人は、健斗さんの誘いをたしなめようとしますが、健斗さんは拓斗君の退院を知らず、友人の言葉の意味も理解できません。
その夜、健斗さんが帰宅すると、リビングにあったはずの拓斗君のおもちゃや、クローゼットの和葉さんの洋服がなくなっていたのでした。
「子どもの入院」という家族の一大事にもかかわらず、友人と飲みに行こうとしていた健斗さん。父親としての思いやりのなさには、あきれてしまいますね。平和な家庭生活が維持されていることは決して当たり前ではありません。健斗さん夫婦の場合は、和葉さんがひとり奮闘しながら家族を支えていたからこそ、成り立っていたのではないでしょうか。家庭を顧みない無関心な姿勢は、いつか自らの孤独を招いてしまうと心に刻んでおきたいですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修:関根直子(助産師)
監修者:助産師 関根直子 筑波大学卒業後、助産師・看護師・保健師免許取得。総合病院、不妊専門病院にて妊娠〜分娩、産後、新生児看護まで産婦人科領域に広く携わる。チャイルドボディセラピスト(ベビーマッサージ)資格あり。現在は産科医院、母子専門訪問看護ステーションにて、入院中だけでなく産後ケアや育児支援に従事。ベビーカレンダーでは、妊娠中や子育て期に寄り添い、分かりやすくためになる記事作りを心がけている。自身も姉妹の母として子育てに奮闘中。
著者:マンガ家・イラストレーター 紙屋束実
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