私が妊娠6カ月のころ、夫に産院へ付き添ってもらった日のことです。アパートに帰り、二人でのんびり過ごしていた私たちは、ある異変に気づきました。平日の15時ごろ、ちょうど小学生たちの下校時間だったのですが、外から突然「助けてー!」という叫び声が聞こえてきたのです。
川に落ちた小学生を発見し…!?
当時、住んでいたアパートの近くには川がありました。私たちは外に出て、
「誰か来てー!」
という声がするほうへ急いで向かうことに。川沿いの道路にはガードレールがあるのですが、そのそばにピンクのランドセルが1つだけ置かれていました。道端にポツンと置かれたランドセルを見て、何かが起きたのだと背筋が凍った私たち。
慌ててガードレールの内側から川をのぞき込むと、そこにはしくしくと泣いている小学3年生くらいの女の子の姿がありました。3メートルほど下の川底に小さな子が落ちている光景には、思わずゾッとしてしまいます。幸いなことに、その日の川はほとんど干上がった状態で流される心配はなく、夫に川へ降りられる場所から女の子を道路まで誘導するよう頼みました。
救出後、まずはケガや痛いところがないかを確認すると、足や手に少しかすり傷があったものの大きな傷などはなく、女の子自身も「大丈夫」とのこと。
改めてなぜ川に落ちたのか聞いてみると、どうやら帽子が風に飛ばされ、それを拾おうと川に降りようとした際に足が滑ってしまったようです。ガードレールから川までは3メートルほどの高さがあり、落ちた場所は特に草木が生い茂っていたため、身動きがとれなくなってしまったとのことでした。
彼女は自力で登って戻れないことに気づき、パニックに陥ったそうです。最後は私たちに「ありがとう」とお礼を告げ帰っていきました。
この出来事をきっかけに、私は「これから生まれてくるわが子には、同じような目に遭わせないように注意しよう」と強く心に決めました。月日は流れ、今では息子も小学1年生。入学前には登下校時に起こりうるトラブルを想定し、親子で何度も安全確認をおこないました。
今のところ、息子は何事もなく元気に帰宅しています。現在は引っ越したため近くに川はありませんが、車などに十分気をつけて、これからも無事に帰ってきてほしいと願うばかりです。
著者:山田さつき/30代女性。2018年生まれの息子がいる。スキマバイトでコンビニなどで働き、子どもとの時間を優先している。趣味はアニメ鑑賞と図書館めぐり。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年2月)
※AI生成画像を使用しています
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