ある朝、いつものように起き上がろうとした瞬間、世界が急に揺れました。布団から体を起こすことさえ難しいほどの強烈なめまいに襲われ、思わずその場に座り込んでしまったのです。
突然の激しいめまいに動けなくなった朝
朝、布団から立ち上がろうとした途端、激しいめまいで体がぐらつき、数歩歩くことすらできませんでした。私の家系には、くも膜下出血や脳卒中を経験した親族が多く、その記憶が頭をよぎり、「もしかして自分も……」と強い不安に駆られました。
ただ意識ははっきりしていたため、近くの病院が開く時間まで横になって様子を見ることにしました。
嘔吐まで起こり、ついに救急車を呼ぶことに
病院が開く時間になり、起き上がろうとしましたが、相変わらず体はフラフラ。ついには嘔吐してしまい、これはもう自力では無理だと判断し、救急車を呼ぶことになりました。
搬送後、医師から告げられた病名は「
良性発作性頭位めまい症
(内耳にある耳石が本来の場所から外れて三半規管に入り込み、バランスを司るセンサーを刺激することで頭の位置を変えたときなどに、突然グルグル回るようなめまいが起こる病気)」。脳ではなく内耳に原因があるめまいだと説明され、緊張でこわばっていた体がようやく少しほぐれました。
脳に異常なしとわかってホッとした瞬間
検査の結果、脳に異常はなく、ずれた耳石が元の位置に戻りやすくなるという頭を動かす運動や薬で徐々に症状は落ち着いていきました。救急車を呼ぶほどの状態ではなかったようで、少し気恥ずかしくもありましたが、重大な病気ではなかったことに心から安堵しました。
それでも、今でもたまに再発することがあるため、日ごろから簡単な運動を続けるようにしています。今回のことは、自分の体と向き合うきっかけにもなりました。
まとめ
突然の激しいめまいに不安でいっぱいになりましたが、原因は耳の中の問題でした。大ごとにならず本当に安心しました。再発もあるため無理しない範囲で体を動かすようにしており、自分の体について考える機会になった出来事でした。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者:夏井真由/40代女性・パート
イラスト/マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年12月)
監修者:医師 高島雅之先生 日本耳鼻咽喉科学会専門医、日本睡眠学会専門医。金沢医科大学医学部卒業。金沢医科大学耳鼻咽喉科で講師を務めたのち、2006年に開院。「病気の状態や経過について可能な範囲でわかりやすく説明する」ことをモットーに地域医療に従事。『宇都宮睡眠呼吸センター』を併設し睡眠医療にも携わる。
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