私の母は1年前に70歳を迎え、その節目に運転免許を返納しました。地方に住んでいるため、免許がないと多少不便ではありますが、バスも運行しており、生活に大きな支障があるわけではありません。父は他界しており、私は実家から離れた場所に住んでいるため、何かあってもすぐに駆けつけられない状況ではありますが……。
母に向けられた視線に…胸がざわついたワケ
そんなある日、近所の人が、雨の日に傘を差して買い物袋を持ち、自宅へ帰る母の姿を見かけたそうです。するとその人は母に向かって、「車がないって不便ね〜。私はそんな老後、嫌だわ」と言ってきたとのこと。
また別のとき、町内会の役員決めの場で、「車を持っていない人と組むのは嫌です。こちらばかりに負担がかかるので」と言われたこともあったそうです。
免許を返納してくれたことに、私はひとまず安心していたのですが、車社会である地方では、周囲の目や価値観が思っている以上に厳しいのだと感じさせられた出来事でした。
◇ ◇ ◇
高齢者の免許返納は、安全面を考えれば前向きな選択であるはずです。それでも地域や環境によっては、「車がない=不便」「人に迷惑をかける存在」といった偏った価値観が根強く残っていることも。周囲の何気ない言葉が、当事者をどれほど傷つけるかを忘れず、一人ひとりの選択や暮らし方を尊重できる社会でありたいですね。
著者:鈴木みほ/40代 女性・会社員。1児の母。親の老後をどうするか、日々考えながら過ごしている。
イラスト:ホッター
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2026年1月)
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