10歳年上のマサトと結婚したマミ。職場の人間関係に悩み、仕事を辞めたマミに、マサトは「俺がちゃんとした奥さんにしてあげる」とプロポーズ。しかしマミの両親は結婚に猛反対。必死に説得するも許しを得られず、2人は反対を押し切って強引に結婚。娘・アミが誕生すると、マサトは独断で名前を決めてしまい、娘に「ママみたいになるな」と言い、間接的にマミを見下すように。マミの実家から絵本が届くと「迷惑だ。お前の親は他人だ」と切り捨て、マミを孤立させていきます。さらにマサトは、外で働くことにトラウマがあるマミに「パートに出て月15万円稼げ」と命令。マミは、かつてのマサトのやさしさは自分を支配するためのものだったと気づき絶望。冷凍食品を出せば「手抜きだ、ちゃんとした母親になれ」と激怒され、マミは追い詰められていました。そんな中、アミのイヤイヤ期が本格化。マミは娘の気持ちに寄り添おうとしますが、マサトはそれを許さず……。 娘のイヤイヤ期が本格化せっかく作ったハンバーグをアミが食べてくれず、何でもいいから食べてほしいと思った私は、かわいい冷凍食品を食べさせました。でも、マサトは「冷凍食品はダメ」「手を抜くな」「ちゃんとしろ」と怒鳴りつけてきて……。「お前が全部言いなりになるから、アミがわがままになるんだろ」朝の忙しい時間、着替えを嫌がるアミちゃんに選択肢を与え、納得して着替えさせたマミさん。しかしマサトさんは大きなため息をつき、「甘やかしているだけ」と否定します。さらにその日の午後、アミちゃんが壁に落書きをしてしまったのを見たマサトさんは激昂。「アミ、壁に描いちゃダメだろ? ママは普通じゃないから常識がわからないんだ。だからアミは自分で考えて行動しないと」アミちゃんを注意するフリをして、「ママみたいになるな」とマミさんを侮辱するマサトさん。震えるマミさんに、冷酷な言葉を浴びせます。「お前みたいなダメな母親に育てられると、アミまで普通じゃなくなる。二度と俺の教育方針に逆らうな」娘のためを思った行動も完全に否定され、人格まで否定される日々に、絶望するマミさんなのでした。◇ ◇ ◇「ママは普通じゃない」「ダメな母親」と、子どもの前で母親を卑下し、自尊心を傷つけるマサトさんの言動は、教育ではなく精神的な暴力です。さらに「俺の教育方針に逆らうな」と、マミさんから母親としての裁量権さえも奪おうとする姿勢には、強い支配欲を感じずにはいられません。子育ての方針に違いがあるのは仕方がありませんが、パートナーの人格を否定してまで自分のやり方を押し通すのは間違っています。「しつけ」や「教育」という言葉を隠れ蓑にして、相手を傷つけたりコントロールしようとしたりすることは、相手のためでも、家族のためでもなく、ただのモラハラです。自分の置かれた状況を客観視して、自分の心を守る術を探したいですね。大切なことは、ひとりで抱え込もうとせず、周囲に助けを求めることです。専門機関に相談することもできます。相談窓口をいくつかご紹介します。※よりそいホットライン(一般社団法人 社会的包摂サポートセンター)ガイダンスで専門的な対応も選べます(外国語含む)0120-279-338つなぐささえる(フリーダイヤル・無料)岩手県・宮城県・福島県から0120-279-226つなぐつつむ(フリーダイヤル・無料)※こころの健康相談統一ダイヤル電話をかけた所在地の都道府県・政令指定都市が実施している「こころの健康電話相談」等の公的な相談機関に接続します。0570-064-556※相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります。※DV相談ナビ全国共通の電話番号(#8008)に電話をすると、お近くの都道府県配偶者暴力相談支援センターにつながります。#8008(はれれば)※相談対応の曜日・時間は都道府県によって異なります。次の話を読む → 著者:マンガ家・イラストレーター ゆる山まげよ 【関連記事】「冷凍食品だと?」愛情さえ否定する夫→イヤイヤ期の娘への工夫を手抜きと断罪…反論も許されない私は「ちゃんとした奥さんにしてあげる」プロポーズ→甘く頼もしく聞こえた言葉の裏に隠されていたのは…?夫の教育「親が子どもに折れるな」娘の気持ちも私の苦労も無視…求められる難儀すぎる完璧な母親像とは